ファッションエディターの松井陽子さんが、今季購入した「ヘルノ」のエコファーのコートを紹介します。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年は例年より早めに新しい年のお仕事が稼働しました。と言っても、年末はゆるーく終わり、年始はゆるーく始まったというのが本音。新しい年が始まったという感覚があまりありません。
ここ数年愛用していたティファニーの手帳が販売されなかった……というのも一因。
真新しいスケジュール帳の真新しいページに、ちょっと姿勢を正して予定を書き込むという行動があってようやく新しい一年のスタートを実感していたのか。その儀式のような時間を通過しないままだったからか……。
結果、スケジュール管理をGoogleカレンダーにしてみたのですが、さてどんな変化が現れるのか。それはそれで少し楽しみです。
撮影は明日からですが、今年はこんな味方がいるから真冬の早朝だって余裕なはず。その味方とは、このコート。ふわふわでモコモコ。そう! 大好きなふわモコです(笑)。
雑誌の撮影のためプレスルームで見せてもらったときからずっと気になっていた、エコファーのコートです。
しっとりと滑らかな手触りと言ったら! 撫でるだけで、うっとりと幸せな気分になれます。そして見た目をさらに超えるほどの暖かさ。着丈もしっかりと長く、簡単に言ってしまうと、ふわっふわのブランケットを全身にまとっているかのような状態になるという。本当に暖かいので、逆に寒さが本格的になってようやく出番を迎えたというのが本当のところ。
ミルクチョコレートのような優美なベージュカラー。そして、それと同じくらい私が気に入ったのが裏地です。ヘルノの「H」のロゴマークとシックな色味のチェック柄がさりげなく目を引く仕掛けになっています。こういうこだわりにブランドのアティテュードというか、エレガンスを感じます。チャーミングなのだけれど、しっかりと大人のためのコートに仕上がっているんです。
伝統を大切に守りつつ、新しいテクノロジーも積極的に取り入れ進化を続ける、イタリアを代表する老舗のアウターブランドとあって、気品のある色味、そしてエコファーのクオリティの高さにほれぼれ。このコートのおかげで、寒い冬への苦手意識が少し和らぎそうです。
よそ行きの日のためのコートというよりは、スウェットスタイルの上にガウン感覚でバサっと着たりと、カジュアルなスタイリングに合わせる方がしっくりくるので、日常にもどんどん取り入れています。着ない方がもったいない! と信じて。
買い物に立ち寄った近所の湘南TSUTAYAには、ロンTとスウェットパンツとスニーカーのラフなスタイリングで。暖かいので、ニットを着なくても大丈夫! スウェットパンツは毎年お馴染みのユニクロのボアスウェットです。Sサイズですが、今年のシルエットは少し大きいみたいですね。
軽快に装うことができるダウンジャケットや、ウールのコートの佇まいの美しさにも魅かれますが、こんな愛嬌のあるコートも年齢を重ねた今だからこそ楽しく着られる気がします。
さあ、この冬の撮影はこのコートとともに乗り切ろう。エイエイオー!
それでは、また2週間後に。
Good day!
松井陽子
Yoko Matsui
Instagram: yoko_matsui_0628
ファッションエディター松井陽子さんの最新20ルック
▼右にスワイプしてください▼
【40代コーデ】ファッションエディター松井陽子さんの最新20ルック>>
Comment