目の前の夫を「看取りたい」と思えるか


結婚生活30年、一緒に働いて20年以上。旦那様にも会社にも、情はおありでしょう。ですが、今目の前にいる旦那様に介護が必要になったら、みぃみさんは毎日罵倒されながらでも介護できますか? 認知症になってしまったら、愛を持って尽くすことができますか? 介護はただでさえ負担が大きいもの。深い愛とお互いの尊敬がなければ、とてもできないと思います。これから先を一緒に生きていきたいかということだけでなく、旦那様を看取りたいと思えるかどうかも、じっくり考えてみてください。

 

会社のことより、自分の未来のために行動を


「自立できていない。私に魅力がなかった」とみぃみさんは仰いますが、そんなことはありません。社員さんたちが守ってくれるということは、それだけ会社や周囲の人を盛り立ててきた証し。ボサボサ頭でヨレヨレの服の不倫相手にびっくりするくらいですから、みぃみさんは身だしなみにも気をつけていらっしゃるはず。旦那様の戯れ言はスルーしてしまいましょう。

みぃみさんが旦那様と離婚して退職せざるを得なくなり、業務が回らなくなったり、会社に何らかの損失があったとしても、それはみぃみさんのせいじゃありません。みぃみさんがいかに重要な存在だったか、気づけなかった旦那様の責任であり、経営者の責任なのです。

情に流されることなく、みぃみさんご自身の残された人生が幸せになるための一歩を踏み出せるよう、考えてみていただけたら嬉しいです。

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取材・文/金澤英恵


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