思えばこのところ、デニムといえば細身のブラックばかりをはいていた私。濃いインディゴも水色も、太いのも細いのも、いろいろ持っているのに、気づけば細身ブラックばっかり。なんでだろ（それを考えるのがこのコラムです）。
えっと、考えてみます。まず、トップスがゆったりとした、リラックスシルエットのものが主流になった、ってことがあげられると思います。小柄の場合、トップスがオーバーサイズだと、ボトムスはすっきりとしたシルエットにしたくなるもの。そうなると何となく、ストレートシルエットやボーイフレンドシルエットのデニムよりは、スキニー系を選びたくなる。うむ、納得。
あとは、シャツワンピースとかニットワンピースなんかの下にレイヤードするときにも、細身のブラックデニムはとても便利。きれいめワンピースにもマッチします。そもそも今は、レギンスよりもスキニーデニムを合わせたい気分だし。ふむ、納得。
それから、もうひとつ。そうだ。あれは2～3年前。今まではいていた“ブルーのデニム”が、急にしっくりこなくなったタイミングがあったのです。あの“ブルーのデニム”独特の、フレッシュで元気な感じに、急激に顔が追いつかないような感じがしたのです。
思えば若い頃には、例えばジャケットをデニムでカジュアルダウンして自分に引き寄せる、とか、“大人っぽいアイテム”を着こなしやすくするためにも頼りにしていたデニム。なのに、なのに！ もう、大人っぽくて似合わないアイテムよりも、若々しくて似合わないアイテムの方が圧倒的に多いではないですかぁ〜〜。ほんと、びっくりしちゃうわ！！
……相変わらず話が逸れに、逸れました。 基本的にカジュアル派ですから、デニムは大好きなんです。いつだって似合うデニムに出会いたいと思っていて、探し続けていました。で、とうとう出会ったのがこのヘルシーデニムの「H.Salt Side Slit」、というわけです。
ヒップとか太ももとか、アレがアレな気になる部分にはゆとりがあり、でも膝下はテーパードですっきり。いわゆるスキニーデニムほどキュンキュンではなく、でもなんだかほっそり見える気がするぅぅぅぅぅ。ほどよいフィット感でノーストレスだし！
そして、なんといっても秀逸なのがこのサイドスリット。こんな風に、今年らしいボリューム感のあるショートブーツと合わせても、スリットのおかげでバランス良くはけるのです。裾のフリンジ仕上げも可愛いし！ 色も、シルエットも、はき心地も、何もかもがちょうどいいデニムに、久しぶりに出会えました。どこも苦しくないし（←ものすごく重要）。 黒ではなく、“ブルーのデニム”ならではのスタイリングを、またまた楽しんでみようと思います！
エディター発田美穂さんのコーデをまとめて見る
▼右にスワイプしてください▼
Comment