女友達とのおしゃべり感覚でお届けする、ともさかりえを「つくるもの」。
10代の頃から洋服が大好きというともさかさん。昨年5月に自身のアパレルブランド「My weakness(マイ ウィークネス)」をスタートさせました。
ブランドを始めたきっかけは? コンセプトに込められた思いとは? 

 

ともさかりえ
1979年、東京都出身。12歳で芸能界デビュー、ドラマ『金田一少年の事件簿』のヒロインで注目を集める。その後、女優として数々の映画、ドラマなどに出演。最近では舞台でも活躍、演技派女優として活動の幅を広げている。また、ブログの発信もいち早くスタート、そのファッションやライフスタイルがファンのみならず女性の共感を集めている。
公式ブログ:http://ameblo.jp/tomosaka-rie
インスタグラム:rie_tomosaka_official

 


――昨年5月からご自身のアパレルブランド「My weakness(マイ ウィークネス)」を立ち上げ、オンラインで販売を開始されました。始めようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

10代の頃から洋服が好きで、仕事柄いろいろなファッションにも触れる機会も多かったから、アパレルって常に興味あるジャンルではあったんです。
でも、それを仕事にするところまではなかなか勇気が持てなくて。

――周りにはなんて言われましたか? 女優の仕事がお忙しいですから、事務所によっては反対されたりもしますよね。

うちの事務所の社長は、所属タレントの副業に前向きな人で。
むしろ「やってみればいいのに」と言ってくれていて、自分さえ決心がつけばいつでも動ける環境にはいたんです。
だから何となくアパレルの仕事をしている友人たちに話を聞いたり、「どんな体制ならやっていけるかなあ」とか考えたりはしていたんですけど、そのまま数年が過ぎ……。

もともと後ろ向きなマインドの持ち主なので、「どうせ上手くいかないだろうなあ」と思ってしまったり、そもそもどうやって始めたらいいんだ? っていう(笑)。
どこか夢物語というか、「まあ、来世でできたらいいな」ぐらいの感じだったんですよね。

――それがなぜ、このタイミングで始めることになったんでしょう?

やっぱりコロナウイルスによる変化が大きかったと思います。
撮影含めすべての仕事がストップして、何の予定もないまま息子と二人きり家で過ごす、という生活が1、2ヵ月続いて。
人生って明日どうなるか分からないんだな、と心の底から思ったときに、「だったらやりたいことをやってみよう」と、シンプルに考えられた。決してこれという劇的なきっかけがあったわけではないんです。

でも不思議なもので、「やってみよう」と心に決めたら、自然と環境が整ってしまった。そこからは一気にとんとん拍子に進んでいったんですよね。
長い時間かけてプランニングして準備万端で臨んだわけではなかったんですけど、良い出会いが続いたこともあり、「ひとつひとつの出来事を学びながら進んでいこう」と覚悟が決まりました。

――そのブランド名が「My weakness(マイ ウィークネス)」。これはどういう意味を込められたんですか?

 

「ウィークネス」という言葉は一見、ネガティブなブランド名に見えてしまいますけど、「好きでたまらないもの」という意味なんです。そのまま訳すと「弱点」で、つまり「私はどうしてもこれに弱いんだよね」という意味を持っているんですよ。

”永遠の好き“って誰しもあるじゃないですか。「こういうニット、何枚も持っているのにまた買ってしまった」みたいな。
そういう、私自身の”永遠の好き“を形にしていけたらいいな、と思って付けた名前です。でも、ブランド名を考えるのって本当に大変ですよね! 迷って迷って、なかなか決まりませんでした。

【写真】ともさかさんイチオシのニット&パンツ
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ゆったりとしたニットはハイネックの長さ、たくしあげたときのシルエットがかわいいゆとりのある袖など、細部にもこだわりが。 

 
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