ミモレでは2021年に公開されたインタビューのうち、特に人気があった記事をご紹介します。よろしければぜひお楽しみください。元記事は4月9日に公開されたもので、作品の情報等は公開当時のものです。

女友達とのおしゃべり感覚でお届けする、ともさかりえを「つくるもの」。
12歳でデビューしてから、もうすぐ仕事歴30年。
そんなともさかさんに、長く続けるからこそわかってきた、仕事の楽しさ、向き合い方について、お話を伺いました。

ともさかりえ「コロナ禍で仕事がなくなり...30年働き続けた今、しんどいけど楽しい」_img0
 

1979年、東京都出身。12歳で芸能界デビュー、ドラマ『金田一少年の事件簿』のヒロインで注目を集める。その後、女優として数々の映画、ドラマなどに出演。最近では舞台でも活躍、演技派女優として活動の幅を広げている。また、ブログの発信もいち早くスタート、そのファッションやライフスタイルがファンのみならず女性の共感を集めている。WOWOWオンデマンドにて配信、WOWOWプライムにて放送中のミュージカルドラマ『FM999 999WOMEN'S SONGS』に出演。
公式ブログ:http://ameblo.jp/tomosaka-rie
インスタグラム:rie_tomosaka_official

――ともさかさんにとって女優という仕事の「楽しさ」って何でしょうか?

やっぱり私は、作品を作る、その過程が好きなんですよね。

90年代はもの作りへの熱量のあり方が、今とは全く違う温度で存在していたというか、もっと自由度も高かったし、今とは違う軸で戦っているカッコいい大人たちを目の当たりにしてきて、その中で育ってきているから、刷り込みがあるのかもしれません。

自分自身は感覚的にデビューした当時と変わっていないのに、気づけば41歳になって、現場に同じ世代のスタッフさんがたくさんいる。
常に大人に囲まれていた昔を思うと不思議な気持ちですけど、でも、「あの頃はよかったね」みたいな話だけで終わらせたくはないねって、スタッフさんたちと、そんな話をすることもあります。

 

――共演者やスタッフの方たちとコミュニケーションを取る時に、大事にしていることはありますか?

役の立場や番手によって、自分が担う役割は違うと思っています。
私は仕事でも日常でも「いろんなことが上手くまわっているかな、誰か嫌な思いをしている人はいないかな」ってことが常に気になってしまうけど、それを正義だと思って相手に突きつけることが最善ではない場合もあるから、その状況によって、対応の仕方は変わってくるかな。

作品ごとに共演者やスタッフさんとの出会いがあって、役柄を通じて新しい自分との出会いがある。それが期間限定っていうのも、この仕事の面白いところだと思います。

もちろん離れるのが寂しいくらい思い入れを持てる現場は素晴らしいと思うし、そういう現場に出会えたらラッキーだなと思うけど、現場が変われば共通言語やルールも変わる。
前の現場では良いと言われていたことが、次の現場では全く通用しないこともよくあります。いまだにその現場に慣れるまでに時間がかかって、慣れてきた頃に終わっちゃう、みたいなことばかりですね。

▼横にスワイプしてください▼

コート¥107800、スカート¥47300/ebure(ebure GINZA SIX店) トップス¥11000/ハッシュニュアンス シューズ¥36300/ピッピシック(ベイジュ) その他/スタイリスト私物


――仕事歴でいうともうすぐ30年のともさかさんでも、そうなんですね……。意外です。

子供の頃は「きっと大人になったら楽になるんだろうな」と漠然とした憧れがあったけど、経験値が増えたからって楽にはならなかったし、むしろその逆だったかもしれない。

もっと自由でいたいのになって思ったりもしながら、全てに満足しちゃったら次に頑張る意味がわからなくなるし、課題があるから面白いとも思っています。
地道にやっていくしかないですよね。

――普通のサラリーマンなら定年退職が見えてきてもおかしくないくらい長くお仕事をされていますよね……続けることのよさってありますか?

ずっと女優の仕事をしてきて、長くこうやってコンスタントにいろいろな作品に関わってこれたのはラッキーだし、本当にありがたいことだと思っています。

ドラマ『監察医 朝顔』でご一緒した平野眞監督とはほぼ同じ時代を駆け抜けてきているのに、これまで全くお仕事をしたことがなくて。これだけ長くやってきても初体験みたいなこともあるのが楽しいですよね。

ともさかりえ「コロナ禍で仕事がなくなり...30年働き続けた今、しんどいけど楽しい」_img1

 

役者は年齢ごとの役割があるから面白いし、そういう意味でも終わりがない。
例えば産後はとにかく爆発的にお母さんの役が増えて、その頃は独身の役をやりたいと思っていたけど、またふとした段階から母親というカテゴリにとらわれない役をいただくようになって、年齢を重ねる面白さを感じています。