フードジャーナリストの小松宏子さんが、最新の食のトレンドを紹介します。 

三寒四温というように、3月は春らしい陽気と冷気が行ったり来たり。体調を崩しやすい時でもあります。こんな時期には、体を芯から温める美味しいものを取り寄せてみませんか? 生姜や唐辛子、朝鮮人参といった、体を温める素材や生薬を、先人の知恵で上手に使いこなした美味をご紹介します。無添加で安心の生姜ドリンク、韓国のオモニ(お母さん)の知恵が詰まった参鶏湯、生薬がぎっしり詰まった火鍋もおすすめです。

セゾンファクトリー

(右から)「甘くない飲む生姜の力」275g ¥1200 「飲む生姜の力」265ml¥1000 「徳之島産 島の生姜ドリンク」285g¥1200

体温を上げるといったら、なんといっても生姜ですね。血流を促進して、末端まで温めてくれるのですから。とはいえ、料理で積極的に生姜をとるといっても、限界はあります。そこで、ダイレクトに生姜をとれる、生姜ドリンクをご紹介しましょう。セゾンファクトリーの「飲む生姜の力」、「甘くない飲む生姜の力」、「徳之島産 島の生姜ドリンク」の3種。これらが素晴らしいのは、なんといっても材料が、生姜、はちみつまたは白ぶどう果汁、レモン果汁、それだけの、まったく無添加ということです。だから飲み口がとても爽やかで余韻が心地いい。肝心の生姜にもとてもこだわっていて、高知や鹿児島の徳之島など、名産地でとれるクオリティの高いものに厳選。「甘くない飲む生姜の力」は、はちみつではなく白ぶどう果汁を使用しているので、よりしっかりと生姜の辛味が感じられます。また、季節・数量限定商品として1月下旬~販売される「徳之島産 島の生姜ドリンク」は、徳之島産の生姜を使用しており、生姜由来の澱が多いのが特徴です。

早春の今の時期は、お湯で割って、ホット生姜として飲むのがおすすめ。一口飲むたびに、体の末端まで温まっていくのがよくわかります。もちろん炭酸水で割るすっきりした飲み方もいいですし、焼酎で割って、生姜ハイというのもしゃれています。

生姜には、血流をよくするだけでなく、脂肪を燃焼してくれる効果や、血糖値の上昇を抑える効果、胃液を分泌し、消化機能を促進するなど、一石二鳥どころか、三鳥も四鳥も効能を期待できるのが素晴らしいところ。いわば、万能薬。常備しておきたい1本です。
※薬機法上、身体への直接的な効果・効能はありません

 

DATA
セゾンファクトリー
山形県東置賜郡高畠町大字元和田1566 
tel. 0120-56-2243


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春こそ「美味しい温め」が効く!
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