身長155cmのエディター伊藤真知さんと、小柄さんのファッション企画なども幅広く手がけるスタイリスト水野利香さんが、Sサイズのお悩みを解決する特集がスタート。バランスアップはもちろん、トレンドのちょうどいい取り入れ方、安心して着られる品のよさも備えたコーディネート術は、すぐに真似してみたくなる提案ばかりです!
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epopoさんからの質問
Q.小柄ですが、丈の長いアウターが好きです。着られてる感が出ないコーデ術を教えて下さい。
エディター伊藤真知さん&スタイリスト水野利香さんの回答
A. 定番のトレンチなら、ボタンレス&やわらか素材の“着流し”系を。3首見せてすっきりと!
水野:「前回もお話ししましたが、大きいものや長いものに“着られない”ためには、軽さの出る色や素材選びがポイント。とくにジャケットやコートといったアウターは着る頻度も高いので、いい意味で無難で、着まわししやすいことも大事になってきますが、その点ベージュは使いやすいと思います」
伊藤:「春先のベージュコートといえば、何といってもトレンチ! 定番中の定番だし、大人として持っておくべき“名品”のような気がして、これまで何度も挑戦したのですが、買ってはイマイチ、買ってはイマイチの繰り返し。で、3~4年前にようやく“私、似合わないんだ……”と気づいて(笑)、すべて手放しました。やっぱりあの独特のハリ感とダブルならでは身幅の広さ、それがロング丈ともなると、小さな体が負けてしまうんです」
水野:「そういえば、真知さんの私服でトレンチは見たことないかも(笑)。同じトレンチを選ぶにしても、体になじむようなソフトな素材だったり、ボタンやエポレットといった装飾は少ないほうが“迫力”が出すぎず、小柄さんには向いていると思います」
伊藤:「たしかに前回のジャケットのように、今日着たコートもやわらかくて、しなやかで、ロングカーデのような感覚に近かったです。前にボタンがないので、ベルトを締めてもおなかまわりがモソモソせず、ウエストマークしやすいのもいいですね。おかげで目線が上がって、バランスアップできそう!」
水野:「ほどよく体にフィットして、コートをきちんと“着こなせる”ぶん、袖をまくったり、前を開けてトップスを見せるなど、着方で抜け感は意識したいところ。甲や足首の出るパンプスを合わせれば、足もとに軽やかさも出るので、ロングコート+ロングスカートでも重々しくならずに楽しめるはずです」
伊藤:「このプリーツスカートも丈は長めですが、ほんのりと透け感があって、軽やかに見えていいですね。たとえばボトムが細いものだと、コートとの間にすき間ができて、ロングコートがいっそう大きく感じることがありますが、適度にボリュームのあるスカートならそんな心配もナシ。女性らしさも高まるので、着ていて気分が上がりました!」
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「左はフィット&フレアなシルエットが作りやすいタフタ素材、右はロング丈でも着心地の軽やかなリネン混素材。ベージュはすでにお持ちであれば、ほどよく辛口で汎用性も高いカーキに挑戦してみても」(伊藤さん)
155㎝ファションエディター伊藤真知さんの「Sサイズに見えない」着こなし
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