ジェネレーションギャップを感じた時、つい口から出てしまいそうになる言葉。それが「今どきの若者は」。自分が若者だった時には、言われるとイヤなフレーズだったはずなのに、いつの頃からか、若者の価値観をうまく受け止められない自分がいたりして。

そんな禁断のフレーズ『今どきの若いモンは』が口癖の課長と、新入社員が繰り広げるお仕事コメディが、4月から反町隆史さん主演にてWOWOWでドラマ化されます。


残業にお疲れ気味の新入女性社員・麦田さん。早く帰りたいけど、上司が帰ってないから帰りづらいな⋯⋯と思っています。そこに、眉間にしわをよせたイカつい雰囲気の石沢課長が登場!

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やれやれ⋯⋯とため息交じりにつぶやく姿に、自慢話と説教をくらわせてくるのか? 心の中で嫌がりつつ、かまえる麦田さん。

すると⋯⋯課長は意外な言葉を発します。
麦田さんが思わず、かちょおおおおおッ!!!!  と感激したその一言とは何だったのか? ぜひ試し読みでチェックしてみてください!

 

第2話では、お昼休憩の時にヌッと隣に出没する石沢課長。

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「ったく 今どきの若いモンは」と石沢課長が声をかけると、最初はビクッとするも最後まで聞くと「かちょおおおおおお!」と麦田が心の中で大感激! というシンプルな構成が続く本作。
新入社員が大感激してしまうほど「若者をディスると思わせてアゲてくる」課長の名言が続々と登場します。
 

「ゆとり世代」への励まし!


取引先でやらかしてしまい、罵声を浴びせられ落ち込む麦田に課長が言った言葉。

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自分が若かった頃とは社会情勢が変わっていることを理解している課長。これぞ「大人のゆとり世代」。
 

「新入社員あるある」に助け舟!


仕事でわからないことがあっても、他の社員が忙しそうに見えて、質問できないままもじもじしている麦田に一言。

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場の空気を読んで、必要以上に気を遣うのが今どきの若者らしさだって知っていましたか? その特徴を否定しないどころか、若者以上に部下の心を読める課長はもはやエスパー。
 

後輩をもった社員への気配り!


麦田にキツく当たっていた男性社員を屋上に呼び出す課長。お説教? と思いきや⋯⋯彼が大事な商談をひかえながら後輩の面倒も任されていたことを知っていたのでした。

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あえて下手に出ることで部下のプレッシャーを解き放ち、相談しやすい雰囲気を作る高度なテクニック。こんな「上から目線」なら若者がついてくるわけです。
 

飲み会へのスタンスを提示!


飲み会で部長が麦田にお酌やセクハラをしてきたのを見て、その場でもさりげなく部長を制した課長が、帰りに言った言葉。

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職場では部下との信頼を築くも「飲みニケーション」はしない主義の課長。逆に部下が飲みに誘いたくなる存在に。

石沢課長は、若者とのジェネレーションギャップを感じながらも、彼らを下に見たり切り捨てるのではなく、自分の世代にはない特性があるととらえていて、時に心配し、時に尊敬し、認めているのです。
これぞ、令和の理想の上司なのでは? 部下を持つ立場なら、こうありたい⋯⋯。

また、自分が若者だった頃にこんな上司がいたならなぁ、いやいや、今でもこんな上司のもとで働けたらいいのに! と部下目線になって、石沢課長がいる職場をうらやましく感じながら読むのも良し。

そう、課長サイドで読むか、若者サイドで読むか? 二通りの読み方が楽しめるのですが、それだけではありません。本作は話が進むにつれ、石沢課長が名言を繰り出す展開から、新入社員・麦田が仕事を通して成長していく展開へ変化していくのです。

上司がずっと目立つのではなく、徐々に部下へと主役がバトンタッチしていく。これもまた理想的な組織の姿ですよね。

ドラマは4月9日からWOWOWで放送開始の予定。硬派な雰囲気で渋さが年々増してきた反町隆史さんは、石沢課長のイメージそのもので、ぴったりなキャスティング。反町さんが令和の理想の上司をどう演じるのか想像しながら、今のうちに原作を予習しておきましょう!
 

 


【漫画】『今どきの若いモンは 』第1〜3話を試し読み!
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『今どきの若いモンは』
吉谷 光平(著)  一迅社

全社会人が歓喜する理想の課長がここに爆誕!
彼が発する「今どきの若いモンは⋯」から始まるありがたいお言葉が社会人のハートにバシバシ刺さる。
読めば心が軽くなる、あこがれお仕事コメディ!


作者プロフィール 

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吉谷 光平
月刊スピリッツ(小学館)にて「サカナマン」でデビュー。『さくらンボ』(小学館)、『ナナメにナナミちゃん』(講談社)などが代表作。現在、『今どきの若いモンは』をサイコミ(Cygames)にて連載中。
Twitterアカウント:@kakikurage

 

構成/大槻由実子
編集/佐野倫子