女性らしい長めバングを主役に、簡単ヘアアレンジで印象チェンジしてみませんか? 日頃ワンパターンになりやすいダウンスタイルでも、分け目の変え方、おくれ毛の見せ方などのコツを覚えておくとヘアスタイルの幅が広がり、あか抜けてみえます。
今回はヘアサロン「Violet表参道」の内田圭悟さんが、ミディスタイルでできる春らしい大人アレンジを3つ紹介します。
スタイリング前の髪はこちら!
伊達有希子さん・39歳
前髪の長いワンレングスのミディスタイル。「毛量は普通ですが、細毛になってきました。シンプルなダウンスタイルだと地味になるため、簡単でおしゃれなまとめ髪のコツを知りたいです」
Style1
逆サイドから分け目をとってクールな表情の深めバングに
トップや前髪がペタンとして地味見えするときは、逆サイドから分け目を作ってみましょう。反動によって根元がふんわりするので、華やかさが上昇します。いつもと同じ分けめで乾かしたあと、逆サイドからざっくりと手ぐしでかきあげるように分け目をずらすのがポイントです。
スタイリングのコツ
スタイリングは額に正三角形を
作るイメージで!
斜めに分け目をとったら、ヘビーバング(量の多いほう)側の毛束は、ほんのり目に被るようにスタイリングします。画像のように、分け目を頂点に正三角形を作るイメージを持つときれいに仕上がります。
Style2
生え際から無造作にハーフアップ。
トップに高さが生まれて横顔美人に!
生え際からかきあげるようにまとめたハーフアップスタイルがこちら。伸ばし途中の前髪もすっきり収まるので、さわやかな表情にシフトします。ブラシ類を使うとペタンとしがちなので、手ぐしでざっくりとまとめましょう。このとき、顔まわりの一束を残すとカジュアル感がでます。また、仕上げに後頭部の毛束を引き出してトップに高さを出すことで、縦長シルエットが強調されて大人っぽい雰囲気に。
スタイリングのコツ
“くるりんぱ”にすると
毛束に表情が生まれます
まずは、ゴムでハーフアップに結びます。次に結んだ根元の髪を真ん中で分け、その間にゴム下の毛束を通して “くるりんぱ”に。次に、つむじ周辺の毛束を所々引き出すと、おしゃれ感のあるバックススタイルに仕上がります。
Style3
センターパート&おくれ毛で
おしゃれ感あるひとつ結びに!
えり足で束ねたシンプルなひとつ結びは、おくれ毛があるだけでグッと今っぽくなります。センターパートにした後、顔まわりの毛束をアイロンやクルクルドライヤーなどで巻き、この部分を適度に残したままひとつに縛ります。アンニュイな毛束が顔立ちに華やかさを添えるので、「ただ縛るだけでは地味見えしちゃう……」なんて人でも垢抜け感がアップ!
スタイリングのコツ
おくれ毛はボサッとさせず、
艶と束感を与えましょう
シンプルなひとつ結びこそ、仕込みが大切。ただバサッとおくれ毛を出すと、毛が暴れて
だらしなく見えやすいので、ストレートヘアの人はおくれ毛部分を巻いてからヘアバームなどでツヤ感を与えましょう。また、おくれ毛は前髪~耳前までが基本。顔立ちや髪質によって似合う量感が違うので、鏡を見ながらバランスを整えましょう。
シンプルなダウンスタイルも素敵ですが、ファッションが軽やか&鮮やかになる春はまとめ髪によってバランス感が上がるため、グッと都会的に見えます。ぜひトライしてみて下さいね。
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取材・文/小澤佐知子
構成/國見香
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