自分の体が好きになれない人は「動いてくれた体」への感謝から
――どんなにダイエットしてもやせなかったり、または年齢が出てきた体を鏡で直視するのが怖かったり……。年齢を重ねるとボディメイクに対して、「どうせ私には無理」「今さらやっても無駄」と思ってしまうことがあります。そもそもボディメイクに前向きになれない場合は、何から始めればいいと思いますか。
Saya そういう場合は、まず「体ができたこと」にフォーカスするといいですね。私たちはどうしても「できなかったこと」にフォーカスして、ネガティブな気持ち囚われがちです。そんなときでも「自分の体が今日できたこと」は確実にあるはず。疲れているのに動いてくれた私の体、ありがとう。階段を上ってくれた私の足、ありがとう。そうやって自分の体の機能に感謝していくと、自分の体とのリレーションシップが生まれて「私の体は大切な存在」と思えるようになってきます。
Saya 家族や愛する人のために何かしてあげたいと考えるように、「大切なこの体のために何かいいことをしてあげよう」となって、ボディメイクにも前向きな気持ちが湧いてくるはずですよ。「今日できたこと」をノートに書き留めていく“褒め日記”をつけたりして、自分の体に感謝する習慣をつけるのもおすすめです。
運動は「自分の体を褒めてあげる」ための最適なツール
――自分の体をすぐには好きになれなくても、「体が今日できたこと」への感謝ならできそうな気がしてきました。
Saya 自分への理解を深めて、もっと自分を大切にしようという考え方を「セルフラブ」と言います。“自分を愛する”なんてできない……と思ってしまう方は、「自分の体や心と敵対しないこと」と捉えていただくといいかもしれません。これってすごく単純なことなのですが、なかなかできていない女性も多いと感じます。
誰よりも身近な自分の体は、敵対するものではなく「相棒」です。その相棒とコミュニケーションを取る上で、運動は最適なツールなんですね。フィットネスをすれば自分の体という相棒に感謝できるシーンが増え、自信もつきやすくなるんです。『glo』のフィットネスは2〜3分で気軽にできますから、ぜひ実践していただいて、あなたの相棒を褒めてあげてみてくださいね。
次回のインタビューでは、「シリコンバレーのエグゼクティブも実践! 超時短フィットネスで“仕事の生産性”は上げられる」をお届けします!
撮影/岩谷優一(vale.)
ヘアメイク/神戸春美
取材・文/金澤英恵
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