コロナ禍のモヤる毎日に笑いを補充！Twitterの大人気エピソードが1冊に『37歳ままならナイスなソロ生活』

マスクをするようになって3回目の春。2年ぶりに緊急事態宣言が出ていないGWとなりましたが、未だにソーシャルディスタンスを意識した生活は続いています。
そんななか、友達とも気軽に会えず、「日々の暮らしがちっとも思い通りにいきゃしない！！」と涙しつつジタバタする主人公の日々をつづった「37歳ままならナイスなソロ生活」が4月15日に発売されました。Twitterで公開されてきた、思わず膝を打ちたくなるエピソードを集めた本作は「コロナ禍あるある」の連続です。

「コロナ禍でも面白おかしく楽しくエンジョイしたい！」

ワンルームに住む中島さん・37歳独身の叫びです。彼女の日常とはどんなものなのでしょうか。まずはオンライン通話のシーンから。

オンライン通話の「場をつかみたい」！

友人同士の通話だけでなく、今や会議もオンラインが当たり前になってきました。オンラインは自宅から気軽に参加できるメリットがありますが、リアルに会って話す時にはなかった「難しさ」を感じませんか？

相手の空気が読みにくく、いつもより無口になりがち。特に、最初の緊急事態宣言が出た頃はフラストレーションを感じていた人もいたのでは？　会話での「場をつかむ」ため、彼女はどんな作戦に出るのでしょうか？

ライブ中止の無念を成仏させるのはコレ！

この2年間で多くのイベントが中止になりました。中でもよく落胆の声が聞かれたのがライブ。現地で聴くからこその醍醐味を味わえない悔しさをどこにぶつければいいのでしょうか？　中島さんの場合はこれでした。

聴けないなら自分でリズムを奏でるのみ！　曲に合わせて叩く2本のバチの握り心地が、ライブには欠かせない「アレ」に似ていると気づく中島さんでした。わかりますか？

オンライン講座で気合いを入れすぎて悪目立ち！

リングライトにヘッドセット、メイクはもちろん、背景も設定！　どうしても受けたかったオンライン講座に緊張のあまり完全装備で挑んでしまう中島さん。しかし⋯⋯

少しでも自分をよく見せたいという虚栄心でから回り。10年前の旅行でデジャヴな経験があったことを思い出し、新たな自分の性格を発見するのでした。

コロナ禍でオーラが消失！

マスク生活が続くとファッションも気が抜けてゆく？　全身黒で近所に出かけた中島さんが危機感を覚えた出来事です。

自分自身にオーラが無さすぎて、周囲に存在を認識されていない！　みんなが道を空けてくれるにはどうしたらいいのか考えた中島さんはてっとり早くオーラを身につける方法を思いつきます。

健康を欲張って重ねがち！

眠りが浅く、寝起きが悪いことに悩まされていた中島さん。安眠を追求してさわやかな朝を迎えたいと願い、傾向と対策を練ってみました。

翌朝はスッキリ目覚めるはずが深夜1時、なんだか予想と違う状態に⋯⋯。健康を追い求めていろいろ重ねがちな中島さん、この後に某有名健康飲料でもやらかします。

本作はもともとTwitterで公開されてきたエピソードの詰め合わせ。ということでTwitterでの感想を見てみました。
・「バズってた漫画と同じテンションの漫画がこれでもかとテンポよく詰め込まれてた」
・「色々とわかりみが深すぎて朝から頷きと笑いで大変」
・「愉快で読むと元気をもらえます」
・「嵐のような前向きさが楽しい」
・「中島さんを始め、登場する人が『楽しさ』を諦めない人たちばかり」

キーワードは、愉快・楽しさ・笑い！　コロナ禍の日常を描く作品はこの2年間でいろいろ出てきていますが、ここまで笑いやポジティブさに昇華しているものは珍しいかも。『赤毛のアン』の「いいこと探し」のような、「上を向いて歩こう」のパワフルなバージョンのようなスタンスで生きている主人公・中島さん。よくよく読むと、コロナ禍で不眠に悩んでいたり、メンタルのアップダウンに振り回されていたりと大変そうなのですが、それを感じさせない笑いのパワーです。長引くソーシャルディスタンスのムードに憂鬱になっている人も、読めばどこかしらで笑えて日々の中にある楽しみを探してみようかな？　と思えますよ。笑いをクイッとすぐに補充できる栄養ドリンクのような一冊です！
 

【漫画】『37歳ままならナイスなソロ生活』第1話を試し読み！
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