ーーその一目惚れ、迷惑です。

可愛いトイプードルの仔犬と共に掲げられた、この痛烈なキャッチコピーを記憶している方は多いのではないでしょうか。

コロナ渦でペット需要が上がる一方で飼育放棄も増加していることが問題となり、日本動物愛護協会がこの広告を公開すると、ネット上では多くの賛同の声が集まりました。

また欧米ではすでにペットショップも廃止されている一方、日本のペット事情はいまだ深刻な問題を抱え、年間2万匹を超える犬や猫が殺処分されている状況です。

そんな中、最近は生体販売への疑問や保護犬の現状について発信するSNSや有名人の声をよく目にするようになりました。

この記事では、ペットを迎える選択肢として欧米では主流となっている「保護犬のお迎え」について、表参道で行われたBeSail_Animalさん主催の保護犬譲渡会の様子をお届けします。
 

可愛すぎる! 私の保護犬のイメージを覆すワンコたち


保護犬譲渡会へ、3歳の息子と伺いました。

まずお伝えしておくと、我が家は幼児も先住犬もおり、保護犬をお迎えするのは難しい状況。

けれど最近SNSなどで保護犬の発信を多く目にし、ずっと興味を持っていました。そんな中、スタイリストの大日方久美子さんがInstagramのストーリーズで「保護犬たちと触れ合うだけでも、ぜひお越しください」と呼びかけているのを見て、動物好きの息子とお邪魔してみることにしたのです。
 


会場は表参道のおしゃれな建物の広々としたスペースで、開放的で明るく、とても温かい雰囲気。多くの来場者で賑わっていました。

 

とにかく驚いたのは、その保護犬たちの可愛さです。

 

見てください、この表情! とても人懐っこくニコニコと来場者を迎えてくれるので、たちまち心を奪われてしまいます。

 

小型犬は幼児と触れ合っても安全。優しい子たちで驚きました。

正直なところ、我が家の愛犬よりきちんとしつけられている印象で...(笑)どのワンちゃんたちもそれぞれ過去の事情があると思いますが、保護団体のスタッフさんたちがどれだけ愛情と労力をかけて動物たちに接しているかが、とてもよく分かります。(ワンちゃんによって状態の差はあります)

また会場では、チャリティーグッズの販売も行われていました。息子はヴィーガンスイーツとチャリティーバッジを買い胸につけ、とても嬉しそう。

 

子どもの頃の「赤い羽根募金」を思い出します。あれ、つけると自分が立派な人間になったような、少し誇らしいような、嬉しい気持ちになるんですよね。
 

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あまりの可愛さに悶絶……! ニコニコ笑うワンコたち
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