シンプルなだけにデザインの優秀さが染みるひと缶
京都・仏光寺と智恵光院にある、おいしいコーヒーや丁寧に作られたキッシュを楽しめる「café marble」。こちらのカフェのクッキー缶は、手書きのクマが描かれていて(デザイン会社が運営しているカフェなので、自社のデザイナー数名で描き上げたそう)、ほんわかとした雰囲気なのですが、よく見るとクマのイラストの配置が絶妙。かわいいだけでなくデザイン的に非常に優れていることがわかります。シンプルなものほどちょっとでもバランスが崩れると、まったく違うものになってしまいますものね。
中には、京都らしい抹茶やほうじ茶のショートブレッド、クミンクッキー、メレンゲなど7種類のクッキーが入っています。
超レア。見つけたら“即買い”がお約束!
「ラ・トリニテーヌ」パラダイス ¥2000(税別)/神戸タカラフーズ
1955年、フランス・ブルターニュ地方で創業したビスケットメーカー「ラ・トリニテーヌ」。日本には1985年より輸入されており、現在もスーパーマーケット「成城石井」や「いかりスーパー」、デパ地下などで取り扱われ、安定した人気を誇ります。
「ラ・トリニテーヌ」の特徴は蝶番缶のデザインの多さ。廃番になったものも含めると500種類以上あるといいます。ここ最近は猫をモチーフとしたデザインのものが人気ですが、今回ご紹介するのはがらりと雰囲気が違う“大人なデザイン”。
「ラ・トリニテーヌ」ではときどき、地元・ブルターニュの画家の作品を缶のデザインに使用することがあり、これもその1つ。ベルナール・モリネイ氏が描く、ブルターニュの海がある風景を描いた絵画を使ったものになります。こっくりとした筆使いが特徴的で1度見ると非常に印象に残る、まさに美術作品のようなお菓子缶。中には薄焼きガレットと厚焼きガレットが入っています。
ただしこの商品、取り扱っている場所が非常に少ないため、見つけたら即買いを!
「キャトル・セゾン」では「釣りの帰り」「パラダイス」のみ(ただし取り扱いは店舗によって異なります。また、完売の可能性もあります)。
「SJ KOBE」(兵庫県)と「ロジャース フードマーケット」(沖縄県)では「ボートトリップ」を取り扱っています。
世界遺産でもある修道院が描かれたお菓子缶
1866年ベルギーで創業。クッキーメーカーとしてはめずらしい、ベルギー王室御用達認定の「ジュールス・デストルーパー」。日本では「ディーンアンドデルーカ」や「成城石井」などの高級スーパーマーケット、輸入食品専門店などで取り扱っているので、ご存じの方も多いと思います。今回は6月に発売されたばかりの新しい缶をご紹介。
ベルギー西部には、世界遺産に登録されたディースト、ルーヴェン、ブルージュなど13の修道院があり、中でも1245年にフランドル侯爵夫人によって創設されたベギン会修道院は最も美しいと言われています。存在感のある木々と水仙が咲く中庭越しに見える白壁の建物……「ミニ ベギナージュ缶」は、このベギン会修道院の美しい光景を描いたもの。
実は、この「ミニ ベギナージュ缶」、今回のものを含め、過去に「ブルージェ風景シリーズ」として展開しており、今回、待望の復刻となりました。ぜひこの機会に手に入れてください。
今回はデザイン、そして芸術性に優れたお菓子缶をご紹介させていただきました。ぜひ、テーブルの上、あなただけのアートを楽しんでみてください。
芸術的なお菓子缶の世界へようこそ!
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前回記事「【6月19日は父の日】おいしくておしゃれなギフト厳選4」はこちら>>
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