とはいえ、海外留学させたいと思っても、親としては子供がやっていけるのか不安ですよね。 未知の体験なので、もちろん私も不安でいっぱいです。でも、「息子ならやっていけるかも」と思えた理由、そして子供のころからやっていてよかったことを紹介します。
 

子供が海外に馴染めるか不安。それでもどうにかなるかもと思えた息子の性格

①海外旅行に慣れていた

息子が1歳のとき、初めて海外に連れて行きました。行き先は日本から近くて行きやすいグアム。

私がビーチリゾートに旅行するのが趣味だったので、息子が幼いころからよく連れて行っていました。ふだんは仕事で忙しい私も、海外旅行中はとことん息子とべったりしていたので、息子も海外旅行は楽しいと思っていたよう。今では飛行機に乗るのに慣れているし、新しい場所に行くのを不安がらない点も安心できる理由です。
 

②すぐお友達をつくれる性格
 

「留学が向いている性格って?」小学生で親子留学を決めた母が思う子供の性格と、これまでやってよかったことスライダー1_1
「留学が向いている性格って?」小学生で親子留学を決めた母が思う子供の性格と、これまでやってよかったことスライダー1_2
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「留学が向いている性格って?」小学生で親子留学を決めた母が思う子供の性格と、これまでやってよかったことスライダー1_4
「留学が向いている性格って?」小学生で親子留学を決めた母が思う子供の性格と、これまでやってよかったことスライダー1_5

英語がわからなくても、日本人がひとりだけでも、旅先ではいつの間にかお友達ができる息子。大人も子供も! 人見知りの私は、息子の明るさがうらやましい!

旅行はいつも息子と私の2人なのですが、息子は滞在中にどんどんお友達が増えていきます。子供同士が仲良くなったことから、家族同士の繋がりに発展することもしばしば。英語がわからなくても仲良くなれるコミュニケーション能力があれば、留学してもどうにかなるかもと思わせてくれました。

日本の小学校への登校が最後となる1学期の終業式に、クラスメイトと先生たちがくれたお手紙ファイル。

息子は8月に渡航、9月からカナダのエレメンタリースクールへの入学となるので、日本の小学校への登校は1学期で終わり。1年生から、長い子では保育園のときから一緒だったお友達と小学校で過ごせるのもこれが最後です。
終業式の日に開催してくれた息子のお別れ会でみんながくれたメッセージカードには、「いつも笑わせてくれた」「一緒に遊べて楽しかった」「クラスのムードメーカー」「コミュニケーション能力が高い」と書いてくれていて、息子を留学に誘った立場としては「この選択は間違ってなかったかも」とホッと安堵しました。
 

③英語への苦手意識がまだないから


小学校に入り、ようやく自己紹介程度の簡単な英語が話せるようになったくらいではありますが、幼いころから旅行で英語に触れていたためか、英語を喋るのが恥ずかしいという気持ちや英語が苦手という気持ちはありません。

そして、塾を辞めてからオンライン英会話の「ネイティブキャンプ」をさせてみたら、1ヵ月くらいで英語の発音がかなり上達し、「お母さん、その発音違う!」と指摘してくるほどに。もちろん、まだまだのレベルですが、子供の吸収力の高さに、これからの可能性を感じました。

旅行で海外や英語に触れるのと、毎日の生活がすべて英語環境になるのとでは大きな違いがあるとは思いますが、息子が楽しめる可能性が少しでもあるならとチャレンジをする決意をしたのです。

ちなみに、こんなふうに文章にすると、息子のことを直接知らない方には、とてもしっかりした息子に見えてしまうかもしれませんが、息子は小さいころから本当にワンパクで、元気すぎるくらい。優等生タイプではなく、どちらかといえば、ガキ大将的な感じ? 4年生くらいまでは、よく先生から電話がかかってくるくらい、いろんなことがあったタイプです……。
しかも、私の子育てのモットーは「人に迷惑をかけない、挨拶・お礼をしっかりとする、相手の目を見て話す、よく食べて、よく寝て、よく遊ぶ」。勉強は二の次でした。そんな私たちでもその気になれば留学できるので、ハードルが高いと思わずに、これからも読んでいただけたらうれしいです。
 

次回は、なぜ数ある留学先の中で、カナダを選んだのかについて語ります。
 

構成・文/高橋香奈子

前回記事「小5で中学受験を辞めさせ、小学生での留学を決めた母が「子育て」で大事にしていること【親子留学】」>>

 
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