単発バイトは「強心臓」で乗り切るべし


試食販売の仕事で行ったのに、サンプルや資材だけ届いていて、肝心の試食品がそもそもその店で取り扱っていなかった! なんて珍事も。その時はメーカーの発注ミスでしたが、派遣会社のミスで資材や機材が届かない、なんてこともあります。

大雨などの天候や、ど田舎にある店舗という環境条件などで、お客さんがまったく来ないことも。試食販売のバイトでは1日の配布数や売上を報告しないといけないのですが、「売上……ゼロでした」なんてこともあります。

 

努力で結果はついてくる! なんて言われますが、どうしようもないことだって時にはあるもの。開き直って報告する心臓の強さが求められます。

また、遠方の現場の時は、1本バスを逃すと次に来るのは30分~1時間先、なんてこともザラです。絶対に寝坊できないし、クタクタでもすぐには帰れないということも結構あります。帰るためのわずかな体力だけは取っておくといいかもしれません。

 


「後腐れがない」のは最大のメリット

 

単発・短期バイトのいいところは、どれだけ嫌なことがあっても次の現場ではリセットされること。また、派遣バイト同士仲良くなることも多く、そうした現場では助け合って本当に楽しく働けます。そうした一期一会の出会いがあるのもいいところと言えるでしょう。

今回ご紹介したものは、あるあるではなく、あくまで筆者がたくさんの単発バイトを経験した中で遭遇した珍事です。簡単な業務だけやればいいということも割と多く、こればっかりは実際に現場に行ってみないとわかりません。募集の段階ではいいことしか書いていないし、都合の悪いことは教えてもらえないのです。

色んな意味で忘れられないことが起きるかも!? な単発・短期バイト。時にムチャぶりや過酷な労働条件・環境のこともあるかもしれませんが、そんな時はまず自分のことを守ることを第一に、無理せずに働いてくださいね。


文/ヒオカ
構成/金澤英恵
 

 

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