2022年8月から小学生の息子と一緒にカナダへしばらく移住をすることにしたファッションエディターが発信。母子留学を考え始めたきっかけから準備、渡航後は現地からのリポートなどを紹介する連載です。初回は、移住をぼんやりと考え始めてから現在までの流れを紹介します。

 

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ファッションエディターになって約16年。しばらく日本を離れカナダに移住することにしました


こんにちは。ファッションエディターの高橋です。
8月から息子とふたりでしばらくカナダで生活することに決めました。カナダ移住は、今年の叶えたい目標として新年最初のミモレの記事で書きましたが、それを実行することにしたのです。
小学生の息子は学生ビザを取得し、9月からカナダの地元の小学校に入学。私は保護者として同行する形での親子留学になります。

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約1年前から準備を始め、来月には渡航予定

夫を説得し4か月で手続きを完了。40代で「親子海外移住」することにしました_img0
 

移住を考え始めたのは2021年ごろでした。
今から約1年ほど前の2021年6月に、母子留学中のママ友から留学コーディネーターさんを紹介していただき、Zoomで初回の相談をしました。このころは、カナダ大使館の留学フェアなどにオンラインで参加したり、情報は収集していた程度で、まだ「行けたらいいな!」くらいの気持ちでした。なので、とりあえず、コーディネーターさんにいろいろと話を聞いてみようという程度。
でも、話を聞いたら、「すぐ行きたい!」に変化。
ところが、夫の猛反対を受け、数ヵ月間いくら説得しても納得してもらえず……。どうすることもできないまま、直近の入学可能時期であった2022年2月入学の締め切り(2021年10月ごろ)がきてしまいました。

私の考えでは「英語があまり喋れなくてもまだ幼さの残る小学生の時期からの留学ならば、一緒に楽しく遊んでいくうちに慣れていくだろう」という思いがあったので、2022年9月入学は絶対に逃したくありませんでした(私が行くことにしたカナダのブリティッシュコロンビア州は、小学校にあたるエレメンタリースクールが7年制、中学・高校にあたるセカンダリースクールが5年制。なので、現在小学校6年生の息子がエレメンタリースクールの最終学年7年生になるタイミングが2022年9月)。

それに間に合わせるために、夫には「2021年中に心を決めて!」と伝えました。でも、何度もうやむやにされ、「2022年2月には決めないともう9月入学に間に合わない!」という私の圧(?!)により、やっと夫の承諾を得ることができました(承諾する代わりに提示された条件にまたイラッとしたのですが、その話はまたおいおい……)。

そこからは、まさに怒涛の日々。どの地域の学校に希望を出すのかを決めたら、あとはひたすら書類の準備。通っている小学校に英語版での成績証明書を依頼したり、子供の予防接種証明の英語版を作成をしてもらえる病院を探したり、戸籍謄本の英訳を依頼したり。仕事の合間を縫って、必要な書類を猛スピードで集めていきました。

そして、2022年5月には、やっと息子の入学許可証を得ることができました。
でも、この時点でまだ学生ビザは取得できていないので、まだ本当に行けるのか、行けないのか宙ぶらりんな状態。私の夏以降の仕事も少しずつオファーがき始める時期になっていたので、とても焦っていたのを思い出します。

ビザコンサルタントの方のご協力のもと、同月5月には学生ビザの承認レターが届きました(最終的な学生ビザの取得は、カナダ入国時。入国審査官より受け取る予定です)。

6月にはやっとどのエレメンタリースクールに入学できるのかも決まり、やっとひと息つきました。学校に通いやすい場所に住みたかったので、カナダでの家を探すのも、ここからでした。

そして今は7月。あと約1ヵ月後にはもう渡航です。2月に正式に留学を決めてからは、本当にあっという間すぎて、自分でも驚くほど。
この連載では、やろうと思えばたった数ヵ月で準備ができるし、難しそうに思える留学も、意外とハードルが高くないことを伝えていければうれしいなと思っています。

次回は、息子を中学受験させるつもりだった私が、カナダ留学に切り替えた理由について書きます。

【写真】カナダ母子留学までの流れ
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イラスト・構成・文/高橋香奈子


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