日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、仕事に熱心すぎる(?)同僚に対するモヤモヤエピソードです。

 


「お休み中にスミマセン!」夏休み中も連絡してくる同僚にモヤモヤ


エピソードをお寄せくださったのは、メーカーで企画職としてバリバリ働くミチルさん(32歳・会社員)。


商品企画の部署で働いています。企画の仕事は個人プレーよりもチームプレーが多いので、仕事の進行状況を共有しあったり、お互いサポートしあったりが大事。5人ほどのチームですが、みんな年齢が近いこともありいい関係で働けていると思います。

ただ、ひとつモヤモヤがありまして……。休暇中や深夜・早朝などにも、「ちょっといいですか?」と同僚から連絡がくるんです。休暇前に仕事の引継ぎはしていますし、私はフレックス制などを使わず9時5時で働きたい派です。チームメンバーは仕事大好き人間ばかりなので、勤務時間も長めですし休暇中もメールチェックは普通にしているみたい。いつでも仕事のことを考えることが普通なんだと思います。

休暇中や業後に仕事をしてはいけないですし、至急じゃないのに気軽に連絡してこないでほしいです。引継ぎをしていても、「まあいざとなったらミチルさんに電話すればいいし」と思っているのか、ちゃんと聞いてくれていないような気がします。実際、他のメンバーが休暇をとるときの引継ぎはとてもざっくりしていて、引継ぎを受けていて不安になることも。

リモートワークやフレックス制が導入されてから、このような状況が更に悪化しているような……。「いつでもメール見られるよね?」「何時でも働けるよね?」という圧を感じてしまうのですが、気にし過ぎでしょうか。

 


いつでもどこでも働ける……「新しい働き方」の負の側面


リモートワークがしやすくなったり、働く時間に融通がきくようになったり、「新しい働き方」がどんどん浸透していっていますね。オフィスよりも自宅の方が集中できる人はリモートワークを選び、家庭の事情で夕方以降は働けない人は早朝から働くことを選ぶ。働き方にも個人の裁量が与えられるようになっているのは、歓迎すべきことだと思います。

一方で、ミチルさんのように「他人の働き方の押しつけ」のような目に遭ってしまう人も出てきているのですね。「働き方を個人が選べる」が「いつでもどこでも働ける、だから働いてください」にすり替わってしまうこともあるようです。
 

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【漫画】休日なのに頻繁に仕事の電話が……どう対応すべき?
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