人生はいつだって選択の連続です。大人だからといって、いつも正しい選択ができるわけではありません。
でも、「いい選択ができる人、逆に、誤った選択ばかりしてしまう人には、どういう傾向があるのか」を知ることで、より“幸せの選択”ができるようになるかもしれません。
「選択を間違える大人」には、どんな人が多いのでしょうか。

 

選択を間違える大人1:「未来」よりも「目先の利益」ばかり見ている

 

目先の利益しか見えずに、人生を誤ってしまう人は、意外といます。たとえば、手っ取り早く成功(出世、利益)を手に入れようとして、仕事では「実力を身につける」ことよりも、ズルいことに手を染めてしまったり……。

もし、ズルい行為が“道を逸れた行為”であった場合は、その代償は大きいでしょう。しかも、元には戻れないことすらあります。
たとえ成功しても、実力がなければ長続きしません。実力もないのにいいポジションに抜擢されてしまうと、自分も苦しむし、周りからも「なにか裏の手を使ったのではないか」なんて噂をされ、評判を落としてしまうこともあるでしょう。長い目で見たら、いいことはないのです。

「目先の成功」か、「人生というスケールで見た幸せ」か


「成功」ばかりを望む人ほど、「本当の幸せ」を見失いがちです。ただ単に成功しても、長期的に見たら幸せにはなれません。
だから、みんなが羨むような成功を得ていても、空虚感を抱えている人は少なからずいるのです。“本当の自分”とズレた状態でいると、自分自身に対しても誤魔化さなくてはいけなくなるので、心がザワザワしますしね。
それも、ある意味、「目先(の成功)ばかりで、未来(=人生というスケールで見た幸せ)が見えていない」と言えるでしょう。

多くの人にとって、「自分に合った環境で、自分らしくいられること」が、幸せに直結します。でも、ただただ成功を望む人は、「自分以外の人間になろう」とすることが多いのです。
「自分以外の(魅力的に見えるように演じた)人間」でいたまま、長期的に幸せでい続けるのは、現実的に難しいです。演じ続けるのは、精神的な負担がかかるし、上っ面だけの魅力は、いずれメッキがはがれますしね。

そういう人は、「本当の自分」を好きではないから、「自分以外の人間」を演じたがる傾向があります。でも、本来は、自己を内面から磨き、愛せるようになって、「自分自身で勝負する」くらいになったほうが、幸せになれるでしょう。
長い道のりではありますが、その部分においては、近道なんてないのです。

次に紹介する「選択を間違える原因」は、現代人は思いのほか多いです。次のページで紹介します。

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