岐阜県在住、元専業主婦、2児を育てている関谷さん。大手映画配給会社を退職してからは、ご主人の転勤先で仕事を探してゼロから試行錯誤してきました。そして1本のショートメールをきっかけに、有名な脚本家や映画監督とタッグを組む、フリーランスの映画の宣伝パブリシストとして活躍することに。彼女がもう一度、「好き」を仕事に手繰り寄せた方法を伺います。

眠れる主婦の底力!“好き”な仕事を成功させた女性の情熱「効率よくやろう、とは考えなかった」_img0
「オンラインとSNSで打合せを重ね、まずは単身で映画館へ営業に飛び込みます」(関谷さん・画面右上)

大手映画配給会社で宣伝を担当していた関谷さん。家庭を優先すべく退職、夫の転勤のため、茨城に転居します。2人の子どもを育てる専業主婦生活のかたわら、英会話サークルを立ち上げ、字幕翻訳者として勉強を開始。

 

2度目の転勤は岐阜でした。そこで英会話教室を立ち上げるも、コロナ禍で休会を余儀なくされます。そんなある日、昔一緒に仕事をした脚本家の渡辺あやさんの新聞記事を見て、10年ぶりにショートメールを送ったことで、運命が大きく動き始めます。

「渡辺さんはのちに、この時の顛末を、宣伝で御一緒することになった映画『逆光』の公式インスタグラムで紹介してくださいました。

引用させていただくと、『あくまで関谷さんは専業主婦。ご家庭のことで忙しいはずだし、こちらもしがない自主興行、たいしたギャラが払えるわけでもないので負担にならない範囲で手伝ってもらえれば……程度にふんわり考えていたのです。まさかそんなふんわり想定なぞ軽くぶっと飛ばすような猛進っぷりを、その直後から関谷さんがどんどん見せ始めるなんて全然想像していなかったのです』(映画『逆光』公式Instagramより引用)と書いてくださって。

10年以上ブランクのある主婦の私が、あの夏ほどの情熱と行動力を発揮して仕事ができたのは、間違いなく、仲間に恵まれたおかげです」

果たして、関谷さんの2022年の「二足のわらじさん」ぶりとはどのようなものだったのでしょうか?
 

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岐阜県在住の専業主婦が、もう一度「好きを仕事にする」軌跡をご覧ください。
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