副業・複業。働き方が自由になったいまこそ、挑戦してみたいですよね。

今回は、イラストレーター、CA、塾の運営とライフステージの変化に合わせて「二足のわらじ」を履いてきた先輩にインタビュー。

しなやかに、柔軟に、仕事と子育てを組み合わせてきた「二足のわらじさん」の登場です。

「結婚して辞める前に、いい記念ができたね」CA時代、上司の一言に傷ついた経験が私の転機になった_img0
 

思わずクスッとなる視点と、味のあるイラストで国際線CA時代のエピソードを描くイラストレーターのNOKOさん。そのキャリアは35年。そしてその長い期間、いつでも「二足のわらじ」を履いていたパラレルキャリアの先達です。

NOKOさんの、「戦略的二足のわらじライフ」の経緯を伺ってみましょう。

 


漫画大好き少女の、七転び八起き上京物語


「出身は石川県金沢市で、小さな頃から漫画を読むのと、絵を描くのが大好きでした。将来は漫画や絵に関われたらいいなと夢見ている、ちょっとぼーっとした普通の女の子。でももちろん現実はそんなに甘くありませんよね。

進路を考える段になり、実家はお金持ちではなかったので、美大に行くなら私立は無理だよ、と宣告があり。自分なりに対策をして二校受験しましたがあえなく撃沈。美大を出て、絵に関わるような仕事をしたいという田舎の少女の夢はそこで潰えてしまいました」

失意のNOKOさんは、必死に次の一手を考えました。ご両親は、地元の短大に行ったらどうかと勧めたそうです。

「さして勉強が好きでない私がそこで何を学ぶのか、ちっともピンときません。さてどうしよう。将来を考えたとき次に思い浮かんだのは、幼い頃から『アテンションプリーズ』を見て憧れていた客室乗務員、今で言うCAですね。絵に関わる仕事がだめならば、こちらもぜひやってみたい。

でも、母に相談すると、『CAって都会のお嬢様がなるもの。こんな田舎の、貧乏で取り柄もないNOKOが急に受験しても受かるわけないよ』とバッサリ。それならばと思い切った作戦に出たんです。今思えば、無謀な話ですが、この1歩が私の人生を大きく動かしました」

 

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