スタイリスト福田麻琴さんが、身の回りの”愛するモノ”について語ります。

“染める”という新しい選択。肌に、服に馴染む「マニプリのネイビースカーフ」_img0
 

スカーフとは綺麗な色のものだと思っていませんか?
私は長い間、ずっとそう思っていました。
だって海外スナップで見かけるマダムたちは、それはそれは綺麗な色のスカーフをコーディネートのポイントにしていましたから。
そしてパリでの生活で、本当にスカーフを愛用している素敵なマダム達を本当にたくさん見かけました。もはや1マダムに1スカーフは常識なのかもしれません。

 

ノースカーフ、ノーライフ……
か、どうか真相はわかりませんが(笑)、スカーフというアイテムが日本よりずっとずっと身近にあるように感じました。
もしかしたら私達の祖母や母の時代は、おしゃれ=スカーフ、みたいなところがあったかもしれませんね。昔の家族写真などを見ていると、スカーフをしたよそゆきの顔の祖母が写っています。

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エレガントの代表アイテムでもあるスカーフは、カジュアル時代に飲み込まれ、少しずつ遠い存在になってしまったのかもしれません。
なぜ今スカーフなのか、それも染めたスカーフをお届けしたかったかというと、私、本当にシンプルになりました。選ぶ服も、合わせ方も。
でも、今そのバランスが自分にちょうど良くて、今からたくさんモノを買う気になれないのです。あれやこれやしないとキマらない服は嫌だし、疲れる服はもっと嫌。
時代も時代、服に縛られるのも嫌だし、無理して頑張るのも違う、何よりもっと軽やかに生きるためにも、今必要なものを整理してサイズダウンして生きていきたい。
本当に必要なものだけを大事にしながら。

そうして厳選していくと、ちょっとだけ寂しい気持ちになるんです。
いつも同じような服を着ているなぁ、と。
ユニフォームでもない限り、服を着るというのは一つの自己表現だと思うので、なんでもいいと思いつつも憧れの自分、こう見られたい自分像、というのがある気がします。
だとしたら、もう興味がなくなってどうでもいいんです、というコーディネートではなく、あえてこのシンプルさを楽しんでいると表現できるようなコーディネートはないかと考えた末、そのコーディネートを盛り上げる小物が重要では? という考え方に行き着いたんです。

それはスカーフであり、ジュエリーであり、ヘアスタイルであり、メイクなのかもしれません。
そして改めてスカーフというアイテムをフォーカスしてみた時、一体どんなものが身近で本当に使いやすいものなのかを私なりに考えてみました。
できたら毎日使えるようなものがいい。
コーディネートのポイントにするのはまだちょっと気恥ずかしいから、できたら馴染ませてさりげなくしたい。
懐かしい感じにならないように今っぽさを出したい。
できるだけ環境に配慮したものを身につけたい。
……どうでしょう? ワガママですかね?(笑)

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でもマニプリのスカーフはそのワガママを全部叶えてくれたんです!
まず、改めて作り出していないこと。
マニプリは保管している大切なアーカイブの中からスカーフを選びました。
買ったばかりの新品のようなカチカチの素材感ではなく、後染めしたことにより柔らかな風合いが出ているので今っぽくこなれて見えます。
コーディネートに馴染ませるため、なるべく色数の少ない単色に近い色に仕上げました。
色、風合い、首だけではなく、髪にアレンジしたり、バッグにあしらうのも素敵です。幅が広がれば本当に毎日使えそう!

このスカーフさえあれば、自分らしいと思えるシンプルなコーディネートも自信を持ってきられるんです。
最近コーディネートがマンネリしているなぁと感じたら、このスカーフの出番ですよ!

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こちらのスカーフはミモレストアで12/19(月)23:59販売の期間限定商品となります。


写真・文/福田麻琴
 

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