大人に「カジュアル」は似合わない。そんな思い込みを持っていませんか? かくいう筆者も、40歳を過ぎてからは「キレイめ」を少なからず意識するようになりました。もともと年中デニムとチノパンだけ履いていたい、カジュアル大好き人間。好きなもの着て何が悪いんだ〜! と思いながらも、ネットに跋扈(ばっこ)する「痛い・ダサい」の言葉にも無意識に反応してしまいます。
そんな中、帯に「50歳から始まる、かわいいコーデ方程式50」と書かれた書籍『今日着る服がない!を解決する魔法の呪文』を発見! 著者は大人カジュアルの達人としてInstagramでも大人気の佐藤加奈子さん。佐藤さんご自身も50代なのですが、本書で披露するカジュアルファッションがとってもお似合いなのです……! そこで今回は、「カジュアル大好きだけど、もう似合わない?」とお悩みの方に贈る、佐藤さんの言葉をお届けします。
年齢を重ねたからこそ受け取れる「ギフト」がある
いまの50代は「若さがいちばん」という時代に生まれ、そのギフトを享受してきた世代。若さを使い切った今、手元に残っているものはゼロ? そんなことはありません。私たちには経験という財産があります。それを元にファッションを見つめ直してみると、「自分らしさ」という、かけがえのないギフトが見つかるのです。
おかえり、似合わなかったあの服
――くすみのおかげで似合う、という(嬉しい)誤算
原色、オーバーオール、プリーツスカート、そしてゆったりワンピース……。これらは私が30代になったころに「もう似合わない……」と諦めたアイテムたち。特にワンピースは着るたびに「オメデタ?」と聞かれ、軽いトラウマにもなって避けてきました。
40代後半になってお店(佐藤さんが店長を務めるアパレルショップ「HACHITEN」)の着画を撮るために恐る恐る着てみると……あれ? 意外といける? 年を重ね、肌だけでなく存在自体がくすんだ今、一度は諦めた服がまた似合うようになるとは面白い発見です。
もし昔好きだったアイテムがあったら、ぜひ再びトライしてみてください。きっと「おかえり」って服が迎えてくれるはず。
【写真】佐藤さん提案! 大人の「ちょい盛りアイテム」は顔周りがポイント
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