パソコン・筆記作業に適した「前傾姿勢」を支えるワークチェアとは?

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早速フロアの椅子たちを見渡してみると、メッシュ素材のものが多い印象。横川さん曰く、ワークチェアは長時間座るものなので、通気性に優れたメッシュ素材が人気だとか。加えて弾力性もあるので、最近は背もたれ・座面共にメッシュ素材を採用するメーカーが多いそうです。うっかり飲み物をこぼしてしまったときなども、奥まで染み込まなくてよさそう!

 

「長時間のパソコン作業に最適なワークチェアを知りたいです!」とリクエストして、まず試座させてもらったのはオカムラの「Sylphy(シルフィー)」というモデル。コンパクトかつデザインに丸みがあり、女性におすすめのモデルなんだとか。

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オカムラ「Sylphy(シルフィー)」
参考価格:107000〜132000円(税込)/IDC OTSUKA HPより

「こちらは“前傾姿勢”を支える機能があるんですよ!」と横川さん。前傾姿勢を支える?! そんな機能を持つ椅子があるなんて、初めて知りました。パソコンで作業する時、どうしても前かがみになりやすいですが、それを椅子が支えてくれる、と。

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試座したのは「シルフィー エクストラハイバック」の背タイプ/メッシュ。背もたれのカーブを自分の体型に合わせて変更可能できる「バックカーブアジャスト機構」、さらに「前傾機能付シンクロリクライニング」を採用。

背もたれを座面側にやや傾けることで、パソコン・筆記作業に適した前傾ポジションをサポートしてくれます。休憩したい時は、ゆったりした姿勢の位置でリクライニングをある程度固定することもできますよ」(横川さん)

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「たとえば、こんな感じですね」とリクライニングの固定イメージを見せてくれる横川さん。

さらに、前傾姿勢を支えるのは背もたれだけでなく、座面にもポイントがあるそう。

「シルフィーは座面の高さと奥行きが変えられるのも人気の理由。座面の細かな調整はできない椅子が多いのですが、デスクの高さや体格に合わせて座面を調節ができることで、体への負担が軽減します。座面は何段階か調整できるので、ゆったり座りたい時は座面を手前に引き出して広めに。前傾姿勢を長時間する時は座面を狭くすると、背もたれからの腰のサポートをしっかり感じられると思います」(横川さん)

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座面調節のストロークは、高さ100mm、奥行き50mm。背もたれとのバランスやとりたい姿勢に合わせて、妥協のない“ジャストフィット”を実現できる。


腰を支える「ランバーサポート」、肘を支える「アーム」があると心強い!


座面の奥行きを変えて何度か座ってみたのですが、確かに! 座り心地が全然違いました。さらに、長時間のデスクワークに嬉しいポイントはまだあるそう。

「今座っていただいているのは、背もたれに“ランバーサポート”が付いたモデル。ランバーサポートは腰を支える機能で、上下にスライドして腰に当たる位置を変えられます」(横川さん)

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背もたれフレームの内側にある突起のついた器具がランバーサポート(オプション)。背もたれに寄りかかった時、腰を優しく支えてくれる。

ランバーサポート! 筆者にとってはこれも初耳です。ちなみに、ランバー(lumbar)とは「腰椎」の意味。ランバーサポートはオプションなので、後から購入して自分で取り付けることもできるそうです。

さらに、シルフィーはアーム(肘を乗せる部分)にも工夫が。

「上げ下げはもちろん、奥行きも自分好みで調整できます。肘の重さは片腕3kgほどあると言われていて、アームがないと肩で支えることになり、肩凝りの原因になってしまったりすることも。長時間作業される方は特に、アームありのワークチェアがおすすめですね」(横川さん)

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シルフィーの「アジャストアーム」の調節は、上下100mm、前後50mmのストローク。もちろん、肘パッドの角度も変えられます。

ちなみに筆者が働く会社の椅子は全部、アームなんてありません。そんなに大事なものだったなんて……。次から次へと便利な機能が出てきて、座椅子民としては驚きと感動の連続です。ちなみにシルフィーは背もたれの素材を変えたり、ヘッドレスト(後頭部に当たる部分)をオプションで付けることもできるそう。

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ハーマンミラー、エルゴヒューマン、オカムラ……人気のワークチェアが揃うIDC OTSUKAの新宿ショールーム
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「アーロンチェアやセイルチェアで人気のハーマンミラーは、12年という保証期間の長さが最大の特徴。エルゴヒューマンはワークチェアでは珍しいオットマン内臓型タイプも。サイズが大きめな分、座った時の安定感を感じられると思います」と横川さん。