日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、人に頼られがちな人のモヤモヤエピソードです。

 


「私たちの代わりに頑張って!」…って、どうして私一人で戦うの?


エピソードをお寄せくださったのは、三姉妹の長女だというマイさん(35歳・会社員)。

私は昔から「しっかり者のお姉さん」キャラで、正義感が強いと言われてきました。これは大人になってからも変わらず、先輩や上司にもおかしいと思うことははっきり言います。

今働いているは、仕事量が多く、昔ながらの価値観を持った男性もいたりするなかなか厄介な職場です。私はいつの間にか「女性職員や現場職員の代表」的立場にいて、現場の不満を上司に伝える係。「マイさん、お願いします」と頼られることが多いです。

頼ってもらえるのは単純に嬉しいし、私自身も「これはなんとかしなきゃ」と感じているので、自分にできることはやりたいと思っています。でも、なんだか最近孤独感が募っていて……。

「最近これに悩んでる」「あの人にこんなこと言われた」みたいなやりとりの後、「じゃあマイさん、私たちを代表して言ってください!」というのがいつもの流れ。私が先輩や上司と話すとき、他の人はついてきてくれません。

「この件はあなたが当事者だし、直接話した方がいいんじゃない?」と話しても、「無理です! マイさんから言ってもらった方がいいんです」と言われてしまって。その癖、上司との個人面談では、「私は特に不満はありません」と無難に話しているらしく、「あれ、私だけ悪者にされてない?」とモヤモヤしはじめています。

 


モヤモヤする荷物を、必要以上に背負う必要はない


どこにいても、周囲に頼りにされてしまう人っていますよね。マイさんの「しっかり者」オーラに、すっかり同僚たちが甘えてしまっている様子が伝わってきます。

「適材適所」「役割分担」は大切ですし、マイさんがみんなの代表として頑張っている一方で、他の人は別のことでマイさんを助けてくれているなら、それはそれで良い関係だと思います。しかしその持ちつ持たれの関係って、バランスをとるのがなかなか難しいですよね……。

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【漫画】「私たちの代わりに頑張って!」って、私だけ悪者にされてない?
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