日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、友人とおしゃべりする場でのモヤモヤするエピソードです。

 


ただ話を聞いてほしいだけなのに、すぐアドバイスしてくる友人


エピソードをお寄せくださったのは、子育てしながら働いているサヤコさん(41歳・会社員)。


職場で出会った友人にモヤモヤしています。

10年前に同じチームで働いていた2歳上の先輩で、今では友人としてフランクな付き合いをしている女性。経済的に自立して一人の生活を楽しんでいる面倒見のよい人なのですが、最近なんだかますます気が強くなっているような……。

私がちょっと愚痴を言うと、「その悩みを引き起こしている原因を考えてみようか」「これはこうすれば解決するんじゃない?」などとすぐ遮られてしまうんです。正論だなと思うこともあれば、子育てってそんなに簡単じゃないよと思うことも。人の相談に乗るのが好きというタイプでもあるので、いつも会話がカウンセリングみたいになりがちです。私から悩みを聞き出して友人がアドバイスする、というような。

「相談して悩みを解決したい」と私が思っているなら、こんなにありがたいことはないと思うんです。でも、私はそれを望んでいません。アドバイスをお願いしたいときはそう言いますし、そうじゃないときは気楽におしゃべりしたいだけ。彼女とは推しが一緒なのでその話をするのはとても楽しいです。でもちょっとでも愚痴を言うとすぐカウンセリングモードになってしまうので、疲れてしまいます。

一度、「いつもいろいろ考えてくれて申し訳ないから、聞き流して~」と言ってみたことがあるんですが、「私全然平気だから!」と言われてしまいました。

 


求めていないカウンセリングは、結構しんどい


これは、思い当たる人も多いのではないでしょうか。サヤコさんの気持ちも、ご友人の気持ちもわかる気がしますよね。もともと職場の先輩後輩という関係だったということですが、その影響もあるのでしょうか。

友人にモヤモヤしたことを話して、気持ちがすっきりしたり解決策が見つかったりすることは多いですよね。ただ聞いてもらうだけでいいという人と、できればアドバイスや意見がほしいという人がいると思います。ただ聞いてもらうだけでいいという人であっても、話の内容が深刻だったり、実は同じような経験をしていて良い解決策を知っている場合などは、あえて積極的に意見を言った方が結果的に良かったりするケースもありそうです。
 

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