料理家・栗原はるみが皆さんに伝えたい和・洋・中の料理の基本レシピを選び抜いて掲載した、パーソナルマガジン『栗原はるみ』最新号が、2023年4月3日に発売。
他にひとりごはんのレシピ、私服のワンピースを紹介するファッション企画や毎日の花の飾り方の特集も。
別冊付録は、冷蔵庫にあると食卓が楽しくなる常備菜のレシピをまとめた『楽しい、常備菜。』です。栗原さんの料理教室へ参加しているような気分で、お楽しみください!

4月3日発売の『栗原はるみ』は、お弁当向けレシピも豊富な常備菜の別冊など、豪華付録付き!

今回は『栗原はるみ』第3号で人気だった企画より、栗原さんの「普段使いの白い器」をご紹介します。 
栗原さんのキッチンスペースに置かれたオープンシェルフは、白い器だけの棚。
撮影や取材に来たスタッフも、自由に取り皿を取り出せるようになっている棚には、個性的なデザインの器がたくさん。
白でそろえているので統一感があり、インテリアにもすっきりとなじんでいます。
小さなスペースでも真似しやすい、そんな栗原さんの白い棚の一部をご紹介します。

 

白だけで統一すれば冒険がしやすい


わが家は、撮影や取材などで毎日のように来客があり、スタッフ全員で昼食をとるので、みんなが自由に取り皿を取り出せるオープンシェルフをキッチンスペースに置いています。
そこに並んでいるのは基本的に白磁。白は基本中の基本で、使っていて気持ちいい色だからというのもありますが、それ以上に白だと〝冒険できる〟のがいいところ。
輪花のもの、葉っぱのデザイン、変わった形のオーバル皿、自分がかわいいと思ったものを棚に並べても、白だとごちゃごちゃした印象にならず統一感が生まれて、それぞれの形の個性が際立つんです。

あと、和食器は5枚1組、洋食器は6枚1組というルールが昔からありますが、1枚や2枚など、半端な数しか手に入らないときもあるじゃないですか。
それでも白だったら大丈夫。この白い棚を見てください。
セットでそろっているのはわずかです。どうやったら食器を楽しめるか、どう置いたらみんな楽しんで使ってくれるか、と常日頃から考えることが大事だと思っています。
その手始めとして、白い器だけの棚はおすすめです。どんどん冒険していきましょう !

 

白いシンプルなオープンシェルフはイケアのもの。棚の間隔が広いので取り出しやすく、みんなが自由に出し入れしています。使わない器にはアクセントにクロスをかぶせておきます。
 

 普段使いの器 1 

 

サイズ違いで重ねられるようにオリジナルで作った、みずきの葉っぱをモチーフにした小皿。食卓に一枚あるとかわいいです。深さがあるので、汁けのある料理の取り皿にも。
 

 普段使いの器 2 
毎日のように使う、友達からのプレゼント

 

大事なものであればあるほど、あまり使わずに食器棚の奥のほうに箱に入れた状態で保管している、とよく聞きますが、私は毎日の食卓でちゃんと使うようにしています。器は料理を盛ってこそ生きるので、たとえ一点ものであっても、割れやすいものだとしても使わないと。例えば、このグラスは仲良しの友達が私の誕生日、3月5日にくれたものです。数字の3と5のグラスをセットでプレゼントする、っていう発想がとても素敵ですよね。私の宝物です。うれしかった気持ちと一緒に、 毎日のように使っています。
 

 普段使いの器 3 
緊張感のあるシャープなオーバル皿

 

丸皿ばかりのテーブルにオーバルの皿が一枚入るだけで、リズムが生まれるところが好きで、何か面白い形のものはないかとスタッフと一緒にネットでいつも探しています。たくさん持っている中でも、最近のお気に入りがこれ。主にフランスのアンティーク家具や雑貨を取り扱っている「メゾングランデール」という店のオンラインストアで見つけたもので、このシュッとしたシャープな形は初めて見ました。やわらかさの中にちょっと緊張感がありますよね。グリーンサラダやフルーツを盛るとかっこよくなります。
 

 普段使いの器 4 
和洋中、何にでも使える輪花の皿

 

輪花の皿は、素敵なものに出合ったら購入し、 オリジナルでも数えきれないほど作ってきました。パッと華やかになりますし、使っていて気分が上がります。ケーキやフルーツといった華やかな食べものに合わせる方が多いようですが、私の場合は何でも盛ります。例えば、焼き鳥や、魚の照り焼き。漬物だっていいんです。もちろん和食だけでなく、中華や洋食など、むしろ印象にギャップのある料理を盛るのが楽しい。他にはソーサーも、カップを置く以外で何かに使えないか。そんなことをいつも考えています。
 

 普段使いの器 5 
二枚しか買えなかった魚のプレート

 

魚のプレートはハワイで見つけたものです。 二枚買って、やっぱりかわいいからもっと買おうと思って次の日に店を訪れたら売り切れていました。買い物はタイミングが大事ですね。こういう個性の強いデザインのお皿でも、 白を選び、白い器と一緒に置くと違和感なく溶け込みます。ちなみに、魚だから魚料理だけを盛ろうとは思いません。輪花の皿と同じで自由に楽しむことが大事。あるときはバナナクレープを、またあるときはしょうが焼きを盛りました。思いつきをどんどん試して、意外な組み合わせを見つけてみてください。
 


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自分が食べたいものを、 好きなときに楽しく食べたい。 一人分の、私のためのレシピ。 

特別付録①
別冊『楽しい、常備菜。』
“ ラクするため ” でなく、 冷蔵庫に作っておくと食卓が楽しくなる常備菜レシピ!

特別付録②
動画ふろく『栗原はるみ』オンライン料理教室 
URL: https://kuriharaharumi.kodansha.co.jp/pages/movie202304(4月3日以降公開)

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構成/『栗原はるみ』編集部
 

 

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