ファッションエディターの発田美穂さんが、大人世代におすすめしたいアイテムやコーディネート術、テクニックをご紹介します。
 

すっかり春ですね。桜って、やっぱりなんだかうれしい気持ちになるので好きです。別に桜の下でどんちゃん騒ぎしなくても(注:そもそもどんちゃん騒ぐ必要はありません)、ただの通りすがりでも、積極的にお花見はしたいと思っているタイプです。

で、今日は久しぶりに新しく手に入れたピアスの話です。アクセサリーは好きなんですけど、どうしても手もと(リングやブレスレット類)に力を入れがちだった私(単純に自分からよく見えるから? なのか??)。

ところが、この新しいピアスをしていると、やたらと人からコメントしていただけることが多く、そうだったわ、実はピアスが人から一番良く見えるんだわ、と再認識した次第です。それがこれ!

ピアス /マリア ブラック
 
 

モダンなフォルムがいつだってシャレている、マリア ブラックのもの! このブランド、基本的に片耳売りのピアスやイヤカフが多く、自分の好きな組み合わせを楽しむことができるんです。

 

またまた得意の昔話をいたしますけれども、そんなこと、昭和や平成の世の中には考えられなかったわけです。ピアスはセット売りが当たり前。だって耳は2つだから、以上! ってな話でしたよ。左右同じものを付けて当然。たまに左右違うといっても、それはあくまでも反転デザインで、左右対称にするため、といった具合でした。

私の場合、ピアスホールは右1、左2で左右非対称ですが、それでもメインとなるピアスは左右同じもの、プラス小さなスタッズタイプを左にもう一つ、というフォーメーションが常でした。

ところがここ5年くらいですかね〜。耳のおしゃれが格段に進化して、左右で異なるものをあれこれ自由につけるのが主流に。イヤカフの流行も大きかったかもしれません。

最初はへぇ〜〜と思っていましたが、この左右で違うデザインのピアスをつけるっていうの、一度やってみるとすごくいいんですよ。なんかですね、簡単に、印象的かつ個性的になるんです。正面も、横顔も。

思えば耳もとのおしゃれって、2つの方向性があります。スタッズピアスのような小さいものをさりげなくつける可愛さと、あとはこのマリア ブラックのように、存在感のあるデザインを顔まわりの主役としてつけるパターン。

で、後者の場合、どうせ主役にするんですから、印象的なら印象的なほどいいわけです。だって、それを狙っているから。ということで、モダンなデザイン×左右非対称、というバランスがちょうどよく効いてくるのだと思います。アンバランスの魅力。

そうそう、この日の全身ですが、春なのでいよいよ大好きなシャツ1枚で出動しております。この日は夕方に戻る予定だったので、勇気を振り絞ってアウターは持たずに出かけました。バンドカラーシャツ愛、相変わらず続いております!

ピアス/マリア ブラック シャツ/チノ パンツ/ロク バッグ/ザ・ロウ 靴/オペラ ナショナル ド パリ

もうすぐ、勇気を振り絞らなくても、夜までシャツ1枚で過ごせる良い季節がやってきますね。外でちょうどいい量のビールとワインを飲んだあと、寒くも暑くもない気温の夜にのんびり歩いて帰るのって、気持ちいいんですよね〜。(ファッションコラムの締めがこれでいいのか)
 

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構成/幸山梨奈
 

 

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