優美で涼しげな夏素材に、堅めな
レザーの「黒バッグ」で真逆をぶつける

 
 

バッグ¥51700/ヴァジック(ヴァジックジャパン) トップス¥24200、パンツ¥23100/プルミエ アロンディスモン ピアス¥13200、ネックレス¥16500/アフェクト バングル¥46200/ブランイリス(ブランイリス トーキョー) リング(右手)¥45100/サラース(サラース カスタマーサポート) リング (左手)¥41800/ジョージ ジェンセン(ジョージ ジェンセン ジャパン) シューズ¥33000/ピッピシック(ベイジュ)

松井:レザーの黒バッグって、夏に着こなしが重たく感じる筆頭のようだけど……。

斉藤:意外でしょ? 落ち感のある素材の、ゆるりとしたセットアップって、どこか力が抜けているようにも見えてしまうんです。レザーの黒バッグはいい意味で堅さがあって、どこか真面目さもある。服とバッグでキャラクターが異なるもの同士、引き立て合ってくれるんですよね。ぼんやりせず、輪郭がはっきりするの。

 

松井:レザーの黒の凛した佇まい、それがまた意外にも温度感を下げてくれているみたい。クールでどこかハンサムで、切れ味もいい。とろみベージュって、まろやかで、ちょっと温もり感もあるから。

斉藤:それそれ! 面積の大きいワンピースや、ゆるいシルエットのスタイリング、しかも色がまろやかでときには、黒バッグは有効ですよ。持つだけでシャープさが加わるの。夏のおしゃれってアイテム数も限られるから、小物合わせがものを言うんです。なんだかぼんやりして決まらないなと思ったら、黒を効かせてみてください。

松井:本当ね。夏のおしゃれに迷った時は黒サンダルか黒バッグを合わせてみることにするね!

いかがでしたか? 夏のおしゃれの切れ味をよくしてくれる「黒サンダル」と「黒バッグ」。ぜひ取り入れてみてくださいね。

次回は、挑戦してみたいけれど、ちょっと躊躇いがちな「甘い服」。黒の力で攻略します。どうぞお楽しみに!

 

松井 陽子
湘南・鵠沼海岸在住。女性誌、広告などを中心に活動するエディター&ライター。波と時間があれば、サーフィンを楽しむ毎日。家族は藍染師の夫と20代2人、10歳の3人の子ども、そして猫1匹。身長161㎝。instagram:yoko_matsui_0628

斉藤 くみ
1977年生まれ、身長166センチ。モードからリアルクローズまでトレンドをおさえたスタイリング提案に定評がある。ファッション誌を中心に広告、カタログ、女優、アーティストなど幅広いジャンルから厚い信頼を寄せられている。新たなブランド「NAVE」「AFFECT」のディレクターとしても活躍中。インスタグラム@stylist_kumisaito_

お問い合わせ先/
アフェクト(ラッキーアンドカンパニー)tel.055-237-7272
ヴァジックジャパンtel.03-6447-0357
ヴァレクストラ ジャパンtel.03-5615-2379
サラース カスタマーサポートcustomer@sararth.com
ジョージ ジェンセン ジャパンtel.0120-637-146
スローンtel.03-6421-2603
ネイヴ(オンワード樫山)tel.03-5476-5811
ブランイリス トーキョーtel.03-6434-0210
プルミエ アロンディスモンtel.03-6861-1371
ベイジュtel.03-6434-0975



撮影/目黒智子
スタイリング/斉藤くみ
ヘア&メイク/小澤実和
出演・文/松井陽子
構成/幸山梨奈

 

 

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