「更年期障害になりやすい？なりにくい？」話題のソイチェックを編集部員が試してみました！【体験キット・ホルモン編】

1/2の検査結果にドキドキ
その後も決して安心できないのが現代人のあるある！？

日本人女性の場合は2人に1人、十分な量を作れているのは4人に1人しかいないと言われているエクオール。となると、「私の体はエクオールが作れるの？ 作れないの？」と知りたくなりますよね。そこで、ミモレ世代である編集部の常松（45歳）と、ライター長谷川（50歳）が更年期症状について話をしてみると……。

ミモレ 常松静香（以下・常松）：私たちもそろそろ更年期世代。長谷川さんは更年期症状はもう現れているの？ 何か対策はされていますか？

美容エディター・長谷川真弓（以下・長谷川）：一昨年に生理が3週間続いた時はさすがに焦りましたね。貧血で倒れそうになったので、その時は、クリニックに駆け込んで診てもらいました。　

常松：原因はやはり更年期？

長谷川：血液検査と生検をして、とりあえず病気ではないことは判明したので……まぁ、そうですね。その時に治療を始めた方がいいかどうかかかりつけの先生に相談したら、「今すぐにしなくてもOK」と言われたので、いったんステイにしています。常松さんは？

常松：私は体のむくみと倦怠感が気になってきました。ただ、特に対策はしていないので、何かあった時にすぐ相談できるクリニックは探しておきたいな、と思っています。

長谷川：年齢を重ねると、体と女性ホルモン（エストロゲン）との関係って大事だったんだーと実感しませんか。以前、人間ドックで女性ホルモンの量を測ってもらったことがありました。その時は平均値よりやや低い感じでした。

常松：そうやって自分の体を知ることは大事ですよね。今回、私たちも簡単に自分の体を見える化できる「ソイチェック」の検査をしたんですよね。長谷川さんは今回が初めて？

長谷川：これ、聞いたことありますが、検査を受けたことはありませんでした！ 　私のまわりでも興味を抱いている人が多く、（でも、受けていないから）私の検査結果を見てから考える、という人が多いんです。この記事、チェックしていると思いますよ（笑）。

ソイチェック、一言でいうとどんな検査？

大豆イソフラボンから腸内細菌によって作られる「エクオール」が体内でどれくらい作られているかを調べる検査キット。郵送で尿検査キットが送られてきたら尿を採取し、検査機関に送り返すだけ。1週間ほどすると検査内容がメールで届く。エクオールの産生の有無のほか、詳細なエクオール値・測定値のレベル判定や生活習慣のアドバイスもしてくれるんです。

常松：ソイチェックの検査ユーザーはおよそ40万人超え（2021年調査）。これは高い数字ですよね。そのうち、エクオールを体内で作れる人は44%程度。おおよそ2人に１人という確率なんですね。自分がどっちなのかを知ることができるのは嬉しいかも。長谷川さんの結果は？

長谷川：測定数値は1.3マイクロメートルで【レベル3】でした。この測定数値の上に「あなたはエクオールをつくれていました」と読んだ時は「おおおお！」と（笑）。でも、理想はレベル４と５だそうですよ。

常松：測定数値は0.6マイクロメートルで【レベル2】でした。「あなたはエクオールをつくれていませんでした」という結果に、結構ショックでした（笑）。さすがにちょっとくらいは作れているだろうと思っていたのですが……。

長谷川：私は「エクオールは作れていますが、あまり数値は高くありません」と補足付き。レベル３でもレベル２に限りなく近い３なんです。つまり、腸内にエクオールを作る菌は存在するものの、働きは決してよくないですよーと。それを読んで「あ、やっぱり？」って感じでした。

常松：長谷川さんは私よりも5歳、年齢が上ですよね。私たち2人の結果を見てわかるように、年齢によってエクオールが作れる・作れないということではなさそうですね。私の検査結果で注目なのは、今はレベル2でも「腸内にエクオール産生菌はいるようです」と書いてあったんですよ。

長谷川：えええ？　菌がいるってことは今後増えるかもしれないってことですよね。

常松：努力次第ではレベルがアップするかもしれない！　もしかすると食生活の内容が大事なのかもしれませんね。

長谷川：そうなんですよ。今までは「歳だから……」で片付けてしまっていたけど。だからこそ、自分の体を知っておくことが大事なんだなぁと実感しました。

常松：確かに。ソイチェックの良いところは、今後の生活習慣や食のアドバイスもしてくれることなんですよね。

長谷川：私は「この菌の活性を高めるために大豆製品や食物繊維を食べる量を増やしましょう」とアドバイスいただきました。豆腐や納豆も意識して食べていたんですけどね……まだ足りていなかったのか、と。これを機に牛乳から豆乳にスイッチしようかな。

常松：大豆イソフラボンもエクオールも体内にとどまっているのはほんの数日ですからね。いわゆる「摂りだめ」はできないため、少量でもいいから毎日摂るのが理想的と言われているじゃないですか。ちなみに私はここ１～2年、お味噌汁を週に３～４日、豆腐は週平均で１～2丁くらいのペースで摂取しています。ただ、実は30代より今のほうが大豆製品の摂取量が減っている感覚があって。納豆か豆腐のいずれかは毎日食べることを心がけようと思います。

長谷川：毎日意識して摂取したら数値は変わるかなー。この数字に満足せず、食生活を見直して数字を高めていきたいですね。

常松：数字で見せられることで意識が変わりますよね。自分の体を知る第一歩ですね。

みなさんいかがですか？　不調を感じていなくても、自分の体の傾向や状態を知るのはとても大切なこと。婦人科に行くほどでもないと思われる方は、まずは簡単な検査キットから試してみては？