三谷幸喜作品を始めとする数々のテレビドラマに出演するほか、舞台でもミュージカルからストレートプレイまで、劇場や作品の大きさに関係なく多数出演する大女優・戸田恵子さん。その一方で、『それいけ!アンパンマン』のアンパンマン役や『きかんしゃトーマス』のトーマス役、洋画ではジュリア・ロバーツやジョディ・フォスター、ニコール・キッドマンといった錚々たる女優の吹き替えも行うという多彩な才能に溢れた方です。あらゆる分野で活躍されている戸田恵子さんに、最近の作品への想い、そして「年齢を重ねたことでできるようになった」と話してくださった仕事のスタンスなどについて、お話をお伺いしました。
戸田恵子 Keiko Toda
愛知県出身、9月12日生まれ。NHK名古屋放送児童劇団に小学5年生から在籍し、『中学生群像』(『中学生日記』の前身)で女優デビュー。1973年に上京し、翌74年「あゆ朱美」の芸名でアイドル演歌歌手としてもデビューする。その後、タレント活動中に声優・演出家の野沢那智より声をかけられ、77年に野沢主宰の劇団・薔薇座へ入団。本格的な演技を学び始め、『スイート・チャリティ』『踊れ艦隊のレディたち』など数多くのミュージカルに出演、看板女優として活動する。主演した『スイート・チャリティ』で芸術祭賞演劇部門賞を、また外部出演したミュージカル『ミュージックマン』で葦原英了賞を受賞。薔薇座には89年まで在籍し、同年には舞台『渾・身・愛』で第24回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。79年に『機動戦士ガンダム』のマチルダ・アジャン役で本格的に声優としての活動をスタート。その後、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(三作目)の鬼太郎、『キャッツ・アイ』の瞳、『きかんしゃトーマス』のトーマス、『それいけ!アンパンマン』のアンパンマンなどの声で人気を集める。洋画の吹き替えも数多く手掛けジュリア・ロバーツ、ジョディ・フォスター、ビビアン・リーなどでよく知られている。
三谷幸喜作品には『総理と呼ばないで』『新選組!』『ラヂオの時間』(日本アカデミー賞優秀助演女優賞受賞)『THE 有頂天ホテル』『ステキな金縛り』『清須会議』などに出演。NHK連続テレビ小説『まれ』ではナレーションを行うなど、幅広い分野で活躍中。
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