mi-mollet STOREで販売中の“喪”のジュエリー「ジェット」のネックレス、ピアス、ブローチ。喪服に合わせるジュエリーといえば「パール」というイメージありますが、実は漆黒の宝石「ジェット」は19世紀末のイギリスヴィクトリア女王時代より続く、由緒あるジュエリー。現在も日本の女性皇族の方々が喪に服す際には身につけられているものなのです。聞き慣れない宝石ではありますが、一度目にすると、どんどん惹かれていく人が多数。ミモレ編集部内でも話題になっています。
黒の美しさが際立つ服とジュエリーのコンビネーションが見事
すでに購入を決めたのは、mi-molletSTOREの店長であり、ファッション班デスクのミカヅキ。販売にあたって、ヴィクトリアンジェットと交渉をすすめる中で、その漆黒の美しさ、ブラックフォーマルとの完璧なコーディネートに魅了されたといいます。そして、編集長の川良も。英国・エリザベス女王の国葬に参列された雅子さまの装いを見たときに、ジェットの控えめな美しさに感動し、ぜひmi-molletSTOREで扱いたい(そして買いたい笑)と思ったのだそう。販売がスタートし、公開された記事を見て、興味を持ったという、美容班デスクの常松とエディターの國見。見た人を次々に魅了していく「ジェット」。その魅力は一体どんなところにあるのでしょうか。
年齢を重ねると喪服を着る機会はどうしても増えていきます。そんな中、よりきちんとした装いで故人を送りたいという思いになるのは自然なこと。そして、ジェットの漆黒の美しさに出会ってしまったら、これこそ喪服にふさわしいジュエリーだと惹かれるには必然なのでしょう。実際にブラックフォーマルとの組み合わせで見ると、その美しさがはっきりとわかります。
ネックレスとピアスの2点セットでつけると……
42㎝のネックレスとピアスの2点セットをつけました。「ミモレ別注のsaquiのブラックフォーマルはしっかりとした黒のジョーゼット生地。そこにジェットの気品ある黒の輝きのコンビネーションは何ともいえない美しさです。パールをつけたスタイルも美しいですが、深い黒だけのコーディネートには、悲しみの気持ちがとても現れる気がします」とバイイングディレクターの福田麻琴さん。
ジェットの艶は輝きを放つ、というよりは、輝きを湛えたというのがふさわしい漆黒のジェット。その品質は100年以上変わることがないと言います。ネックレスは、フロントから後ろに向かって12㎜玉~6㎜玉がグラデーションで連なっており、ピアスはドーム型のカボッションカットです。
ネックレス、ピアス、ブローチの3点セットでつけると……
帽子や手袋と一緒に身につけるなら、ネックレス、ピアス、ブローチの3点セットで。スタイリングをした福田麻琴さんは「喪服では決して華美にはしませんが、敬意のある装いは必要。そんなときにネックレスとピアスだけでなく、ブローチもあると、より一層、気品溢れる着こなしになりますよね。喪服を着るシーンを考えると、”着てみたい”という表現がいいのかわかりませんが、帽子からブローチまで小物をしっかりと揃えたスタイルは素直にとても素敵だなと思いましたね」と話します。
ブローチは豊穣のシンボルとされる葡萄の葉がモチーフ。その有機的なフォルムと、ネックレスやピアスの規則正しい正円とのコントラストで、それぞれのフォルムが際立ちます。
今まで見慣れていたブラックフォーマルにパールジュエリーの組み合わせも素敵ですが、漆黒の宝石「ジェット」を添えたオールブラックの喪のスタイルは、これからの人生、どこで着て行っても間違いのないコーディネートでもあります。
ジェットの原石は希少価値の高さゆえ価格が高騰していますが、100年品質が変わらない、次世代へと引き継いでくことができる宝石でもあります。その意味でも、この機会に手にするのは、とてもいい選択になるはず。ぜひ検討してみてください。
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スタイリング/福田麻琴
ヘア&メイク/重見幸江
モデル/阪井まどか
構成・文/幸山梨奈