こんにちは。ここ最近は、まもなく梅雨入りしそうな天気が続いていますね。少しでも気分をあげたいと思い、購入したばかりのシルクブラウスを着て会社に向かいました。
気づくとクローゼットには黒やグレーなどのダークカラーが並びがち……なのですが、たまにはキレイな色が着たいと思い、初めてのブランド「BUNON(ブノン)」でシルクのセーラーブラウスを購入しました。曇り空でも気持ちが明るくなる、アイスブルーの色味です。

 
大きなセーラーカラーが特徴的なブラウスですが、シルク特有の柔らかな生地なので、襟だけ目立つことなく、大人も着やすいデザイン。パンツにも合いそうですが、今日はニュアンスカラーのマキシ丈スカートで、自分的には珍しい色×色コーデです。
後ろには小さなくるみボタンが。細部まで凝った繊細な手仕事は着ていてワクワクします。

着るとなんだか動作まで女性らしくなりそうな「ブノン」の服。インドの伝統的な手紡ぎ手織りのカディシルクに、現代では難しくなってしまったインドの手刺繍などをふんだんに使って作られているそうです。
ツルツル、ふわふわ、繊細で柔らかで……とても美しい世界観のブランドは、フラワースタイリストの平井かずみさんにお誘いいただいたイベントで出会ったもの。

平井さんの恵比寿にあるアトリエ「皓 SIROI」で行われていた「はじまりのあさ」というイベントに並んでいたブノンのお洋服。インドでハンドプリントで染められている生地を使ったワンピースやブラウスは、繊細なデザインと儚げな色味が砂糖菓子のような印象でした。
 

実はこの日のお目当ては別にありました。というのも、ブノンのお洋服の展示とともに、料理家の植松良枝さんによる食事会が開催される予定だったのです。土曜日のブランチを楽しみに、朝からお腹を空かせて行ってきました。

ブノンのお洋服の世界観に合わせ<クロスオーバー>がテーマに。ハーブやスパイスをふんだんに使い、様々な食文化や香りが交わった植松さんのお料理、期待に胸が膨らみます。
鍋ごと熱々で出てきた、モロッコの肉団子のトマト煮(ケフタ・タジン)。トマト煮に、さらに添えられたクスクスを入れて、二度楽しめます。
デザートと一緒に出てきた山椒のミルクティーが美味しくて美味しくて(お代わりしたかった……)。テーブルに敷かれているペーパーマットはブノンの春夏のプリントを使っているそう。


他にもお庭で採れたハーブを使ったスムージーや、フルーツとお魚の前菜など、目にも鮮やかなお料理の数々。平井かずみさんの活ける季節のお花に囲まれて、ゆったりとした時間のなかで囲む食卓は、ブノンの世界観ともリンクしていました。ご褒美のような土曜日のお昼……。

いつも仕事では動きやすいという観点で服を選びがちですが、たまにはこんな繊細な服を着る日もあっても良いですよね。そんなふうに思わせてくれる1枚との出会いでした。

ブラウス#ブノン
スカート#カオス

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