ファッションエディターの松井陽子さんが、ご自身の"白髪染め"事情を紹介します。
 

皆さんこんにちは。
お変わりなくお元気ですか。

さて、今日のコーディネート。今回は趣向を変えて、私のヘアについてお届けしようと思います。

思い描いていたほど波がなく。午後まで海に入るつもりだったのですが、予定変更。 月に一度の白髪染めの予定は、その日の朝に決まることも多々。そんな自由が許されるのも、海仲間であり、スープの冷めない距離に住んでいるけーこのおかげー♡

以前にもお伝えした記憶がぼんやりとありますが、30代後半から白髪がそこそこあり、その頃から月に1回白髪染めをお願いしています。

「白髪染め」といっても、私はヘアマニキュア派。実は若い頃から一度も髪を染めたことがないんです。 ……意外(笑)? オリエンタルな黒髪好きです。

 


こんなに白髪があるのに今も染めていないのは、一年中海に入るので、日焼けで褪色してしまうから。

……と、もっともっぽいことを言っておりますが、サロンでは私はただ座っているだけで、まるーっとお任せ状態です(笑)。

「よーちゃんは、染めちゃダメ。痛むし、褪色するから。伸びてきた白髪が逆に目立っちゃう。ヘアマニキュアってコーティングするわけだから、髪全体にツヤも出て、海に入ってても痛みにくいの。伸びた白髪もいい具合に馴染んで目立ちにくいよ」

そこまでキッパリと言い切ってくれるのは、私のヘア担当である、けーこ。自宅から徒歩1分のヘアサロン「hana」のオーナーであり、心の友であり、私のサーフバディです。

サロンの中にはいつも花やグリーンなどの植物が。彼女の”好き”から始まり、月に一度、おうちの駐車場で仲良しのお花屋さんが移動販売してもらっているんです。ご近所さんたちにも大人気!

友人自慢となりますが、彼女の色の調合はパーフェクト! パーソナルカラーのアナリストであることもそうなのですが、お花やグリーンが大好きで、育てるのもとっても上手。それもまた繊細な色へのこだわりに関係あるのではないかな? と、私は密かに思っています。付き合いが長いので、いろんな私を理解してくれているのも、ある。

私自身の持つ素肌の色、季節ごとの洋服の素材感、光の具合、そして私の発する気分もかな……? それらをうまく取りまとめて、その時々に合わせて色を調合している様子。そして、ちゃっちゃっちゃーと手際よく櫛で塗るのもけーこ流。櫛だと細かく塗れるため、際まできれいに仕上がるのだとか。

 
 

今回の仕上がりはこんな感じ。

アッシュ系のブラウンとカーキをベースにしているのだそう。私の肌はイエベのオータム系、しかもこの季節すでに日焼けし始めているので、少しトーンを明るく仕上げてくれたようです。

ヘアマニキュアは髪全体をコーティングしつつ、白髪の部分に色が出る、そんなイメージ。部分的にメッシュのように明るく見えているのが白髪ということ。ね! そうやって見ると、結構白髪があるのがわかりますよね。

髪は顔を囲う額縁。色ももちろんですが、ツヤが決め手。ツヤがあると素肌もみずみずしい印象に。日焼けしているからなおさら、乾いてカラカラに見えないよう、髪のツヤを維持することが特に大事、とけーこにも常日頃言われています。

 

カサっとしたシャンブレーのシャツとLevi’s®︎の501。カジュアルな私のデイリースタイルも、髪が潤っているか、あるいはカサカサか、その違いで全身の印象もきっと全然違うのでしょうね。これから先、もっと年齢を重ねてもカジュアルスタイルを自由に楽しみたいから、髪のツヤは欠かせない、そう私も思っています。清潔感もそう。大人の余裕さえ漂わせてくれそうだから。

ちなみに私が毎日使っているシャンプー&トリートメントは、けーこが独自に開発した『ディ ゼー』です。温泉水をベースにした植物由来の成分。トリートメントがグレーっぽいのは炭の色。シャンプーは男性にも人気のすっきりとしたミント系、トリートメントはふんわりと柔らかいラベンダーやローズマリーの香りにホッと癒されます。

初めてシャンプーを洗い流した時は少しゴワッと感じるかもしれませんが、汚れがすっきりと落ちている気がしてそれも気持ちいいんです。一方、トリートメントは美容液を含ませる感覚。毎日使うことで頭皮が健康になるようで、髪も根元から自然に立ち上がってくれるんです。癖っ毛の私でも、髪を乾かすだけでフォルムが決まる。さほどお手入れしていないのに、ちゃんと手をかけているように見せてくれるのがエライ(笑)!

香り付きのシリーズのほか、無香料のシャンプー&トリートメントも。アロマオイルを足してアレンジすれば、自分だけの特別なヘアケアセットに。

髪が伸びるのがとにかく早く、1ヵ月も経つと顔まわりや内側は結構白くなっています。ところがマニキュアもいい塩梅に落ちてくるので、自然なグラデーションが生まれて意外と馴染んでくれるんです。そのおかげで、白髪の量の割には目立たない気がします。

ところがこれが、雑誌の編集部のビルに行くと、否応なく現実を突きつけられるんですね。蛍光灯強めなエレベーターもしくはピカピカのトイレ、その鏡に映る自分に「ひゃーっ!!」となり、「けーこ大変!白髪染め、お願いします」と即ラインをする。毎月同じことを繰り返している私です。

おまけ。

 

今日のLevi’s®︎ 501はフェード感のある浅いブルー。見切れているけれど、膝のダメージは数年前にリペアしてもらいました。藤沢駅の近くにあるデニム屋さんのリペア技術は確かで、見事なんです。それも長く501®︎を穿き続けることができる理由かもしれません。そう思うと、私の湘南での生活って意外と地元で完結できちゃう。行動範囲が意外と狭いんです(笑)!

けーこのおかげで髪もきれいになって、6月も気分よくスタート。梅雨も撮影も入稿も、なんでも来い!ですよ(笑)。

大人ですもの。ご機嫌スイッチはちゃんと自分で入れられるようにしたいものです。この年齢になると、周囲へのエチケットでもありますから、ねー! 

だからこそ、小さなわくわくを大切にしましょうね。おしゃれもそう。楽しんでいいし、楽しんだほうがいい。そんな持論に落ち着かせてみました(笑)。

お知らせですー♬

来週の6月9日金曜日からLITMUSの藍染のTシャツ展を開催します。期間中は私もおりますので、お気軽に、ぜひ!

詳しくは↓↓

Instagram: @litmus_indigo_studio_japan 

それではまた2週間後に。
Good day!!

松井陽子
Yoko Matsui
Instagram: yoko_matsui_0628

構成/幸山梨奈

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