こんにちは。ライターの小澤サチエです。2022年12月、ふらりと行った婦人科で「子宮頸がん」であることがわかりました。

子宮頸がんは30代後半〜40代での発症が非常に多いと言われています。迷いもありましたが、私の体験記を残そうと思います。

“がん”はやっぱり甘くない。子宮全摘後、転移はないのに「抗がん剤と放射線治療」を勧められた理由【子宮頸がん体験記】_img0
 

前回のコラムに書いたとおり、1月末に「広汎子宮全摘術」という子宮や卵巣の全摘手術を行いました。

前回記事
下半身の浮腫や排尿障害...。手術で「子宮全摘したあと」は、想像を絶する闘いが待っていた【子宮頸がん体験記】>>

 

16日間の入院生活ももうすぐおしまい。ところが最後の夜、ウキウキ気分でスーツケースに荷物に詰めていると、主治医の先生から「ちょっと話をしよう」と呼び出され、病理検査の結果を告げられたのです。

手術を受ける前の精密検査では、おそらく転移はないけれど、正確には手術をして取ったものを調べないとわからないと言われていました。

手術前に読んだいくつかのブログの中には、病理検査の結果リンパ節への転移が見つかり、ステージが上がってしまったというケースが何件もありました。そのため、安心はできませんでした。

そして私も、検査結果をついに先生から告げられたのです。

結果は、周辺の組織への転移も、リンパ節への転移も認められず。また手術前の検査では4cmほどと見られていた腫瘍が、病理検査では3cmだと診断されました。ステージも「I B3期(仮)」から「I B2期」へと下がり、大変喜ばしい結果でした。

ガッツポーズしそうになったほど嬉しかったのですが……。すぐに先生が口にしたのは、「転移はなかったのですが、リンパ管侵襲と血管侵襲が認められたので、再発のリスクを考慮して追加の治療を提案します」という言葉。

喜びも束の間、崖から突き落とされたような気分でした。

“がん”はやっぱり甘くない。子宮全摘後、転移はないのに「抗がん剤と放射線治療」を勧められた理由【子宮頸がん体験記】_img1
 


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これで終わりじゃなかったの!?がんとの闘いはまだまだ続く……
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