就職氷河期真っ只中だったミドル世代の働き方やライフスタイルは、人生の分岐点でさまざまな選択を迫られてきました。

それが、「人生100年時代」といわれるようになり、皆さんの周りにも、大学院に入って学び直しをしたり、新しい資格を取ったりする人が増えてきたのではないでしょうか?

ただ、いざ自分が……と考えたとき「今さら学び直しって何をすればいいの?」「子どもの教育費や老後資金も必要なのに、自分の学び直しにそこまで投資できない」など、自分のお金と時間をどこまで投資するか、躊躇してしまうのもたしか。

そんななか、ハローワークを活用して、お金をかけずに、スキルアップ&ステップアップして、新しい仕事を手に入れる「ハロートレーニング」という制度を発見!

「今の仕事をいつまで続けるのか」「これから新しい仕事に就くのか」「好きを仕事にして生きていくのか」、新しい一歩を踏み出すためにできることを紹介します。

写真:Shutterstock


いま流行りの「リカレント教育」と「リスキリング」の違いは?


さて、冒頭で「学び直し」と言いましたが、最近、学び直しの文脈で、よく目にするようになったのが「リカレント教育」や「リスキリング」という言葉。

何気なく同じように使っていたり、聞き流したりしていますが、どうやら定義が違うようです。

 

「リカレント教育」は、大人になって社会に出た後に、必要なタイミングで仕事に生かすための知識やスキルを学ぶこと。

MBAや社会保険労務士などの資格を取ったり、経営や法律を習ったり、プログラミングを習得したり……と、いわゆる「社会人の学び直し」。

一方で「リスキリング」とは、「新しい職業につくために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に対応するために必要なスキルを獲得すること」だそう。

「将来、AIでこれだけの仕事がなくなる!」としきりにいわれていますが、まさにそれに対応しようとするのがこちらのようです。

2020年の世界経済(ダボス)会議で「2030年までに地球人口うち10億人をリスキリングする」と発表されるなど、「リスキリング」は今や世界的なトレンドになっています。


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