パリ在住のミモレブロガーの大熊洋子さんが夏のリラックスコーデを紹介します。

 
 

夏真っ盛りのパリ。連日ピーカンの青空に気温は30度弱。湿度は低く、日陰に入ると爽やかな典型的なヨーロッパの夏。この季節を私は愛してやまない。

もうすぐナショナルホリデーのパリ祭(7月14日)を迎えることもあり、ここに住む人達の心はバカンスのことでいっぱいなようだ。街全体が何となく浮かれているのを感じる。

かく言う私もすこぶる機嫌がよく、単純な日常生活でも、生きているだけで何だか嬉しい。こんな気持ちになること、誰にでもあるよね。良いときも悪いときも、全部ひっくるめて私だけの、私が作り上げたこの生活に夢中で、ときめいているとでも言おうか。 

 

こんな胸懐も手伝ってか、今朝は完全にリラックスで、極々シンプルなアイテムに手が伸びた。

主役はドゥーズィエム クラスのレオパード柄パンツだ。ウエストがゴムで、程よいストレッチの効いたワイドパンツはストレスフリー。サラサラとしたポリウレタンとポリエステルの生地は汗をかいてもベタつかず、肌あたりも心地よい。軽いセンタープレスがかかっているせいか、どこかしら綺麗めにも見えるシルエットはこのブランドの十八番かな。

大柄になればなるほど豹柄はインパクトが大きくなるから、他のアイテムを上手に組み合わせてバランスをとってね。ハイ、ここで大草直子流方程式の登場! 「柄モノは黒で締めると上手くいく」ってね。ZARAのアメリカンスリーブのトップスは夏の万能アイテム。何度リピートしたか分からない。

 

敢えてベルトはせずにゴムのウエスト部分を見せたかった。これはフィーリングの問題というか、今日は身体の中央にアクセントを置きたくなかった。アクセサリーにはパリジェンヌのイットブランド、ジェロームドレイフェスのフリンジバッグにサンローランのトングを合わせて。両アイテムともにイカツいスタッズがポイント。パンツのインパクトに負けないものを身体の末端に持ってくることでトータルで見た時に良いバランスが生まれる。これはHirokoさん流かけ算の方程式ね。

装いって、引き算や足し算、時々かけ残に割り算も!? そこに各々の身体的特徴やパーソナリティ、フィロゾフィーが加わって、自分だけのスタイルが生まれる。決まった正解も不正解もなく、点数をつけるのは自分自身だよ。今日のHirokoさんはね、もちろん花マル!

 

ここ最近のパリ郊外の暴動について日本メディアでも報道されているようで、沢山のお声がけを頂きました。実際は拍子抜けするくらいに平和な日常が続いている私のパリ生活です。安心してください、Hirokoさんはとっても元気です!


構成/幸山梨奈
 

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