パリ在住のミモレブロガーの大熊洋子さんが初夏のピクニックの装いを紹介します。

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待ちに待ったこの時期がやってきた。世界で一番美しい街に、いつもより少し遅れてすばらしい季節が到来した。『五月のパリが好き』なんて歌があるけれど、本当にその通りで、冬が長く厳しいぶん、その喜びはここに住む者たちにとって特別なものがある。陽が落ちるのは夜の九時過ぎ。気持ちに余裕が生まれて、パリジャンたちの機嫌がとたんに良くなる。

 

天気の良い週末にはピクニック! 示し合わせたかのように仲間の誰かがイニシアチブをとり、一瞬で話がまとまる。それぞれが適当な時間に、一人で、家族や友人同伴で、たまたま家にあったものを持ち寄って、近所の噴水広場に集まってくる。

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こんな日は、気取らないジーンズスタイルに決まっている。立ったり座ったり、長時間身につけていても苦しくならない程度の程よい余裕があるデザインで、尚かつ動きやすいもの。それからやっぱりどこか小洒落た工夫のされている、レイチェル・コーミーのバギーデニムに即決だった。

柔らかな素材でストレスフリーな着心地に惚れている。舞台衣装の仕事をしていたという彼女のデザインは、細部にちょっとしたスパイスが効いているのもお気に入りポイント。例えばこのデニムはウエスト周りが切りっぱなしのフリンジ仕立てになっている(見えなくてごめんなさい)。彼女のデザインするアクセサリーもオリジナリティがあり見ているだけでもとても楽しい。

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さて、この日の主役はメドモワゼルパリのジレ。皆さん覚えていらっしゃいますか!? 過去のコーデでは「夢の様に素敵なセットアップ」として、お揃いのティアードスカートと合わせてご披露済み。この日はトップスの単品使いで全く違った雰囲気に。セットアップ商品って一粒で二度美味しいお得感がたまらなく、ついつい揃いで買ってしまう危険アイテムでもある。

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足元にはジレと同系色の濃いめの紫色を持ってきて引き締めて。今年初のサンダル日和にご機嫌のHirokoさん。足もとに日焼け止めを塗るのを忘れたのは後の祭り。あ~あ、カッコ悪い。素足には、くっきり日焼け後が残ってしまった。足って意外に太陽に当たっているものなのですね。皆様もこれからの季節には是非ご注意を!

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構成/幸山梨奈
 

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