40代で子供を連れて海外に移住したエディターが執筆。海外に留学したり移住したりするのは若いほうがいいと聞いたことがありますが、果たしてそれは本当なのでしょうか? 海外で実際に海外に引っ越してみて、感じていることを紹介します。

 

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留学するのは若いほうがいいと言われるが……

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「海外留学(移住)するのは年齢が若いほうがいい」。こんな言葉を聞いたことはありませんか? 実際に40代で海外に来てみて感じているのは、一部は事実ではあるものの、必ずしも若くなくてもいいのでは? ということです。

年齢が若いと有利なことは、たとえば
・体力があるので、多少の無理が利く
・海外で学生になるor仕事をするとなると、日本より大変だったり条件が下がったりすることがあるが、若いとそれを乗り越えやすい(場合がある)
・私が住んでいるカナダで永住権の申請をする場合、年齢が若いほうがポイントが高い審査がある
こんなメリットはあります。

40代だから海外移住できたと思える理由は?

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私自身は、もし20代、30代だったなら、海外留学を考えていたとしても実行に移せなかったと思っています。行動できる体力と気力はあったとしても、肝心の金銭面の問題をクリアできないからです。

40代になった今は、仕事もある程度起動に乗り、20代、30代のころよりも自由に使えるお金が増えました。独身だったとしても、共働きだったとしても、多くの方が若い時よりも、年齢を重ねてからのほうが金銭的な余裕ができているのではないでしょうか。

海外で生活するのに、英語や体力、気力、気合いは必要ですが、なによりお金がないことには何も始まらないので、若いほうがいい、40代では遅すぎるなんて、決して正しいとは思いません。

また、大人になるとそれまでにいろんな経験をしたことがプラスとなり、海外でなにか想定外のことが起こっても、アタフタしたりせずに、「まぁどうにかなるでしょう」という心持ちでいられるのも良いところです。

 
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