2022年8月に12歳の息子と日本からカナダへ移住。子供を公立の小学校に通わせてみて、日本の公立小学校と大きく違うのは「ルールの少なさ」だと感じました。その違いを紹介します。

 

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子供が通うカナダの公立小学校には校則がない!

写真:Shutterstock

現在息子はカナダの最高学年の生徒として、公立小学校に通っています。朝、子供を送って学校に行くと、子供たちの見た目の自由さに驚きました。髪の毛をピンクやグリーンにカラーリングしている子もいるし、ピアスやネックレスをしてもいいし、メイクをしてもOK。通学バッグにも決まりはなく、それぞれが好きなものを使っています。

制服もなく、服装も自由。雨が多い季節なら、小さな学年は「濡れた時のために着替えを持ってきてね」「体育がある日は長靴以外の靴を持ってきてね」と言われるくらい。

息子に聞いてみたら、校則のような、“やったらダメなこと”は特に思い浮かばないようで、とても自由に過ごしているのだそう。それでも子供たちが荒れているなどの様子はなく平穏な毎日なのは、住んでいる場所が郊外だからか、カナダ全土がそうなのか、我が家が気づいていないだけなのかは今はまだわかりません。

中高生になるとまた変わるのかもしれませんが、それでも今のところ、我が家はカナダの公立小学校に魅力を感じています。
 

日本の公立小学校は決まりごとだらけ

写真:Shutterstock

息子は6年生の夏まで日本の公立小学校に通っていましたが、とてもたくさんのルールがあったように思います。制服はない学校でしたが、校帽や体育のときに着る体操着は学校指定のものがありましたし、おそらく髪の毛を染めるのもダメだったでしょうし、ピアスやネックレスはNG。うちは男子なのでわかりませんので、持ち出す例が古くてすみませんが……私が小学生のころは“色付きリップ”でさえ、先生に指摘されたものです。

中学や高校のように、生徒手帳(今でもあるのか?)に校則が書かれているようなこともなかったし、先生から校則はこうです! と聞いたこともなかったので、もしかすると、一部は「小学生だからこうしなければならない」という親としての思い込みもあったかもしれません。たとえば、ランドセルで通学すること。最近では軽量化されたリュックのようなタイプも出ていますし、学校に確認すればランドセルでなくてもよかったかもしれません。

とはいえ、良い学校ではあったものの、日々の生活でもいろんな決まりごとが多く、“みんなと一緒”をよく求められていたように思います。
 

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