こんにちは。ライターの小澤サチエです。2022年12月、ふらりと行った婦人科で「子宮頸がん」であることがわかりました。

子宮頸がんは30代後半〜40代での発症が非常に多いと言われています。迷いもありましたが、私の体験記を残そうと思います。

 

自分ががんになってみて、「がんになる前」と「なった後」でイメージが大きく変わったことはいくつかあります。

その一つが「お金の問題」。今回は、がん治療に関するお金のリアルについてお話したいと思います。

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がんになったら、お金はどれくらいかかるの!?


子宮頸がんが発覚した時、最初はとにかく「自分が今後どうなってしまうのか」という恐怖で頭がいっぱいでした。しかしすぐに私は、ある現実的な問題に気づいて、ハッと我に返りました。

「そういえば、お金は大丈夫なんだろうか……!? がんって、お金がものすごくかかるんじゃないの!?」

それまでの私は、がんなどの大きな病気にかかったら、かなりお金がかかるというイメージを持っていました。がん保険には入っているものの、手術に入院、さらに抗がん剤や放射線治療もするとなったら、何百万円もかかるのでは……?

病気がわかった直後は「もっとちゃんとコツコツ貯金をしておけばよかった!!」と大後悔。「一体いくらかかるの!?」と焦り、頭の中が真っ白になりました。

ところが実際は、意外にも国の保障が手厚いということを知りました。

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がんに関するお金の問題。一体いくらかかる?
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