手当まで出て、修了すると資格取得できるものも!
まずは「ハロートレーニング」から。
雇用保険を受給できない人向けのハロートレーニング「求職者支援訓練」は民間の教育訓練機関で講座を受講するスタイルでしたが、雇用保険を払っている人のハロートレーニングは「公共職業訓練」と呼ばれ、「国(ポリテクセンター)」「都道府県(職業能力開発校)」「民間教育訓練機関」で受講できます。
・対象者は、ハローワークの求職者で、雇用保険受給者であること。
・期間は、だいたい3カ月〜2年
受講期間中はなんと「基本手当+受講手当(500円/訓練日・最大40日分)+通所手当」が支給されるので、思い切ってステップアップのために離職しても、最低限のお金のことは考えずに、次のキャリアを考えることができるんです。
ハローワークの「職業訓練検索」で、どんなコースがあるのか簡単に調べることもできます。
たとえば、東京都の場合、「東京都立職業能力開発センター」では104科目の講座が開講しています(2023年度の場合。開講時期は異なります)。
修了するだけで資格が取得できたり、受験資格が得られたりと、名実ともにキャリアアップにつながるものもあります。
例を挙げると……
◎資格取得できるもの ※( )内は修了科目
・実務研修修了証明書(介護サービス)
・介護職員初任者研修修了証明書(福祉用具、介護福祉用具、生活支援サービス)
・東京都屋外広告物条例に定める業務主任者(サイン・ディスプレイ、広告美術)
◎受験・受講資格が取得できるもの
・二級建築士試験、木造建築士試験(インテリア設計施工、建築CAD)
・技能検定(2級)(普通課程 和装技術など、短期課程 グリーンエクステリアなど)
資格を持ったまま転職できたり、修了してすぐ資格試験を受験できたりできるのは、かなりうれしい!
ただ…これらはすべて求職や転職が前提。雇用保険を払っていて、今の仕事を辞めたくない雇用保険加入者の人が使える制度もあります。
それが「教育訓練給付金制度」です。
対象講座はなんと約1万4000講座!!!
これこそ、使わない手はありません。
「学び直し」「リスキリング」するなら、ハローワークの制度をフル活用しよう!
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