モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。彼女がファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。「パーソナルカラー診断」と「骨格診断」を受けたことで気づいたことを話し合います。

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「好き」と「診断結果」が一致して安心しました


前回、前々回で、骨格診断メソッドを作り、パーソナルカラー診断を日本に広めた第一人者でもある、イメージコンサルタントの二神弓子さんに、診断してもらったモデルはまじ。結果を受け、改めて診断することの意味を考えます。

 

二神弓子(ふたかみ・ゆみこ)
株式会社アイシービー代表取締役社長。一般社団法人ICBI骨格診断アナリスト協会代表理事。パーソナルカラー実務検定協会代表理事。イメージコンサルタントとして多くのビジネスパーソンの印象改革を手がけるとともに、多くの企業研修・コンサルティング事業も行う。著書に『骨格診断×パーソナルカラー 本当に似合う服に出会える魔法のルール』『美顔バランス診断×パーソナルカラー 自分に似合うメイクがわかる』(ともに西東社)などがある。

 

はまじ:パーソナルカラー診断、骨格診断ともに初めて受けたんですが、好きな色好きなテイストの服もどちらも診断結果に当てはまっていて、安心しました(笑)。受ける前は好きな服が全部NGだったらどうしようかなと内心思っていたんです。

二神:(笑)。どちらの診断も、はまじさん自身の外見を見ながら、似合う色、ご自身をきれいに見せる素材やアイテムを見極めていくものなんです。逆に見えないことは判断の要素にはなっていません。診断の理論は知らなかったとしても、はまじさんは普段からちゃんと“自分に似合う”ということを無意識ながらも見極めていらっしゃるんでしょうね。さすが長年ファッションモデルをされている方だなと思いました。

はまじ:ありがとうございます。確かに仕事柄、自分の体型とは向き合っているかもしれません。モデル仲間でも「私はこれが似合って、これは似合わない」としっかりわかっている人は多い気がします。どちらの診断もかなり一般的になってきましたが、人気の理由はどんなところにあるんでしょうか。

二神:それは私も本当に不思議で(笑)。パーソナルカラーは1980年代にアメリカの西海岸で生まれて、その後まもなく日本にも入ってきました。骨格診断も作ったのは、もう25年以上も前なんです。骨格診断は、前回お話したとおり、自分が好きなものと診断結果が真逆だったりすることもあって、それでも診断結果に納得できた人たちの間だけ使われるだけかなと思っていました。でも、ここ数年で、各ファッション誌で特集をされるようになって、一気に広まった印象です。資格を取られる方も増えましたね。mi-molletでエディターをさえれている高橋香奈子さんは、15年くらい前なので、流行するかなり前に資格を取得されているんですよ。

亀甲(はまじのスタイリスト):診断をされる皆さんは、答え合わせをしているんじゃないでしょうか。

はまじ:答え合わせ!?

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はまじのパーソナルカラーは「ウィンター」。骨格診断は「ナチュラル」でした。

亀甲(今回の企画のスタイリング担当):「好き」と「似合う」が一致していない方の中には、好きなのに“なんで似合わないんだろう”とモヤモヤしている人は多いと思うんです。診断を受けることで、自分が診断タイプが違うモノを着ていたからモヤモヤしていたんだと、違和感の理由がわかって安心するんじゃないでしょうか。だから、診断が支持されるのかなと。

はまじ:なるほど~。亀ちゃん、鋭いね!

二神:確かにそういう方はいらっしゃると思います。好きなものを自信を持って心地よく着られれば、診断は気にしなくてもいいんですよ。スタイリストさんやモデルさんなど、ファッションに携わっている方は、はまじさんのように似合うを無意識にもわかって選んでいる方もいるし、まったく関係なく着こなしている方もいらっしゃいますから。ただ、今着ているものにしっくりこない、何だか違うなあと思っているなら、診断を参考にしてもいいかもしれません。でも、そのときも診断結果にガチガチに縛られるのではなくて、好きなモノを着るための対応策を練るための指針くらいに思ってもらうくらいがいいと思います。

亀甲(はまじのスタイリスト):診断で絞り込まれた中から、服を選ぶほうがラクということもあるかもしれません。だって本当にたくさんお洋服が出ているじゃないですか。診断である程度振り分けされていれば、だいぶ選択肢が減るので、選びやすいということもあるのかも。診断結果で自分のスタイルや方向性を決めてもらっている人は多いと思います。

はまじ:それもあるかもしれないね。今回は本当に勉強になりました! 亀ちゃんが言うとおり、診断に身を委ねるのもいいと思うし、似合わないの対処法として使ってもいいし、もちろん気にせず好きを貫くのもいい。普段は意識しないけれど、好印象を作りたいときには頼る、というのもあり。

二神:そうなんです。フレキシブルに診断を使って、よりファッションで自分を輝かせて欲しいなと思いますね。
 

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撮影/沼尾翔平
 スタイリング/亀甲有希
 ヘア&メイク/𠮷岡美幸
 構成・文/幸山梨奈
 


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