vol.70
カバーするだけ? コンシーラーは全顔のメリハリ造りにも役立ちます

 

今回のテーマは4色以上がセットされたコンシーラーパレット。左写真はベージュのコンシーラーだけ使ってシミなどをカバーしたベースメイクの仕上がり。そして右写真は、コンシーラーパレットのカラーをフル活用したベースメイクの仕上がりです。気になる部分のカバーはもちろん、血色感や陰影まで自然に仕込めて立体感も出すところまで、コンシーラーでできちゃうんです!

 

コンシーラーパレットこそ、
実は捨て色ナシです!


「コンシーラーが上手に使いこなせない」というお声をよく聞きます。でも大抵「クマにはオレンジ、シミには濃い色」というセオリーに囚われて、「一発で肌悩みを消そう」としているからこその苦戦。
大切なのは、肌悩みを消すことではなく、他の肌と一体化させるということ。微妙な違いに感じるかもしれませんが、たとえばクマ自体はオレンジで隠れたとしても、他の肌色からは浮いている……。これでは意味がないですよね。

人の肌色は千差万別。人それぞれ微妙に肌色が異なります。だからこそ、複数色が入ったコンシーラーパレットが役立つのです。
ポイントは、どれか1つの色で消すのではなく肌の上で色を混ぜ合わせながら、自分の肌と一体化する色を作り出すということ。コンシーラーパレットにはそのために必要な色が詰まっています。もちろんそれだけではなく、輪郭をシェイプしたり、ハイライトっぽく骨格の高さを引き出したり、血色感をさりげなく仕込んだり……。ポイントメイクとはまた違うアプローチで、“もともと持っている”風に立体感を仕込める、まさに捨て色ナシのアイテムなんです。

 

こちらは、コンシーラーパレットのベージュ部分を使って、気になる肌悩みをフラットにカバーしたベースメイクの仕上がりです。もちろん、コンシーラーとしての役割は十分果たしていますが、「コンシーラーパレットのこの色、使わないんだけどな〜」なんて感じている人も多いのでは? コンシーラーの実力はまだまだこんなものではありませんよ!!
 

 

こちらは、コンシーラーパレットに入っている全色(今回は6色入り)を使ってメイクをした仕上がりです。シミやクマなどのカバーはもちろん、ハイライトやシェーディング、チーク、アイカラーまでほんのり仕込んで、ベースメイクの段階でここまで立体的に仕上げることができます。この後ポイントメイクをする際も、ベースの立体感や血色感をいかし、ささっと重ねるだけでOK。頑張った感なく、華やかな印象に仕上がりますよ!

 
  • 1
  • 2