日本から子供と2人で、永住権はなく、学生ビザなどの一時的な滞在許可だけでカナダに移住してきたエディターが執筆。カナダに来て1年2ヵ月経過し、いろいろと大変なことはありながらも、新しい環境での生活にだいぶ慣れ、2人で楽しく過ごしていました。やっと生活が落ち着いてきた矢先に、また新たな事態が……。

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ホテル→エアビー→賃貸住宅。やっと生活が整ってきたのに、なんと引っ越し?!

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カナダに到着後、まずホテルに滞在。その後、日本から契約していた賃貸住宅の入居可能日までエアビーで1ヵ月ちょっと生活。賃貸住宅で普通に生活ができるような状態になってからは、かなり快適で、部屋も住んでいる地域もとても気に入り、異国の地でもだいぶ落ち着いて生活ができるようになりました。

今住んでいるのは賃貸専用の住宅なので、予想外に追い出されることもないだろうから、このままずっとこの場所で生活したい……そう思っていました。

なのに今、その部屋からの引っ越しを考えています! 自分でも想定外でびっくり!

引っ越しを決めた理由のひとつは、不便さ

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引っ越しを考えるようになった理由の1つ目は、車を持ちたいのに駐車場に空きが出ないこと。以前、この連載にも書いたことがあるので、覚えてくださっている方もいるかもしれません。日本ではペーパードライバーだった私が、子供の野球のために、カナダで車をオーダーし、カナダで運転の練習を始めたことを。もうあれから半年以上経ち、もう車が手に入る状態になったのですが、駐車場がないため、受け取れないんです……。車をオーダーする前からウエイティングリストに入れてもらっているのですが、一向に順番が回ってきません。

引っ越しを決めた2つ目の理由は、お金

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これはとてもシンプルな理由です。そもそもの「家賃」自体をもっと下げたいから。
今住んでいるバンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州は、オーナーが12ヵ月に1回だけ家賃を値上げしてもいい決まりになっています。2023年は家賃の2%まで。先日、我が家にも家賃値上げのお知らせが届きました。そして、2024年は最大3.5%まで引き上げても良いことになっています。

この2%や3.5%という数字だけ見ると、それほど大きくはないですが、毎年毎年少しずつ上げられていくと思うと、今のうちにベースとなる家賃を下げておきたいと思ったのです。

それに加えて、円安にインフレ。留学前に想定していたよりも日々の生活にお金がかかるので、大きな支出である家賃を抑えておくのが賢明な選択になるはずです。

 
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