職場のコミュニケーションには「ルール」が必要

「話が長い」「機嫌が顔に出すぎる」...部下の不満をぶつけられた管理職女性(40歳)の悲劇。対処法はある?_img2

集まった意見の中には、視野が狭くなっているために出てきた不満や、個人的感情が強く出過ぎているものも含まれていると思います。また、業務分掌などについては、不満を感じるかもしれないけれどもそうなってしまう理由がちゃんとある場合も。

エミコさんの心が落ち着いてきたら、一つ一つを改めて書き出して、それぞれがどんな内容かを冷静に考えて分類してみてください。ちなみにこれは、なるべく天気のよい、明るい時間においしい飲み物と共に作業することをおすすめします! どなたか信頼のおける同僚や上司と一緒に話しながら作業するのもいいかもしれませんね。

そして今後は、部下たちから意見をもらうときには事前に「ルール」を決めておくのも有効かと思います。

「話が長い」「機嫌が顔に出すぎる」...部下の不満をぶつけられた管理職女性(40歳)の悲劇。対処法はある?_img3

個人攻撃はしない、前向きで建設的な観点から意見する、できれば代替案を考えて準備する……などなど。職場のコミュニケーションは、仕事を円滑に進める目的のものであるべきです。あまり感情的すぎる意見はよくないよ、ということをチームに浸透させていきたいですね。

繰り返しになりますが、今回エミコさんがメンバーたちから意見を聞けたことは長期的に見て意義深いことだったと思います。あまり傷つきすぎず、前向きにチームを率いていけますように。応援しています。

【漫画で解説】良かれと思って「なんでも正直に言って」と言ったら…噴き出した部下たちの不平不満に、40歳管理職はどう対処する?
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文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙

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