「これが老眼!」ぼやける、重なって見える…目の老化を体験


まず、入口に設置された「老いパークガイド」を手にしたのですが、開いてびっくり。ぼやけて文字が全然読めない! 手元が見えにくくなる「老眼」の見え方を体験できるんです。

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編集部注:決してカメラマンさんのピントが甘いわけではありません。

老いを体験できる展示は、もちろんこれでだけでは終わりません。まず初めに体験したのは、「目の老化」を体験するゲームコーナー。

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ちょっぴり土管のような、かっこいい見た目の「目の老化」体験スペース。

私はゲーム自体ほとんどやったことがないため、そもそもコントローラーの使い方がぎこちなさ過ぎて、周囲に心配されながらもなんとか挑戦。バナナ、サボテン、リンゴなどをキャッチするゲームでは、「老化モード」が発動すると視界がぼやけてダブって見えるように。

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「老化モード」発動中は画面がぼやけて、指示通りのものをキャッチできない! 赤い物体をリンゴだと思ってキャッチしたら……カニでした。

パズルゲームでは色を頼りに操作するのですが、「老化モード」が発動すると、視界が黄ばんで色の識別がしづらくなりました。結果は……元々のゲームへの不慣れさと相まってものすごく低い点数を叩き出しました!

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白内障になると「複数に重なって見える」「ぼやける」という症状が起こることを、ゲームを通して体験。

「老いは誰にでも、絶対に訪れるのに、ほとんど学ぶ機会がありません。年齢を重ねて視界がぼやけてきたなと思ったら、もしかすると白内障や、老眼の始まりかもしれない。どんな変化が起きるのかを事前に知っておけば、準備も対処もスムーズにできる可能性があります。長く生きていたら起こり得ることを、“体験”を通して知ることに意味があるのではと思っています」(上條さん)

 

「サトウ」「カトウ」「アトウ」あなたは聞き分けられる?

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それぞれの体験コーナーの周りには、老化による身体機能の低下を補う最新機器も展示しています。

お次は「サトウの達人」のコーナー。ここでは、受付で「サトウさん」「カトウさん」「アトウさん」と呼ばれる中で、「サトウさん」と呼ばれた時だけ挙手ボタンを押すというもの。

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「サトウさん」になりきって耳をそばだててみるも、「老化モード」では「え、私呼ばれた?」と半信半疑。

いやいや、たぶん聞き取れるはず……と思っていたのですが、くぐもった聞こえ方をするので、「サトウさん」も「カトウさん」も「アトウさん」も全部同じに聞こえます……(汗)。耳の老化により高音域が聞き取りづらくなり、特に高音域の子音(S、K、Tなど)が聞き分けにくくなるのだそうです。