『グレイトギフト』(テレビ朝日系/毎週木曜21時〜)公式サイトより。

反町隆史、佐々木蔵之介、津田健次郎……次から次へとイケおじ俳優が登場する豪華すぎるドラマ『グレイトギフト』(テレビ朝日系)が、1月18日にスタートしました。本作は、完全犯罪の殺人を可能にする未知の殺人球菌「ギフト」(=この球菌が体内に侵入すると、まもなく患者は死亡。その後、球菌は完全消滅し、死因は急性心不全としか診断できなくなってしまう)をめぐるノンストップのサバイバル医療ミステリー。

『マイファミリー』(TBS系)や、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)など数々のヒット作を世に送り出してきた黒岩勉さんが脚本を担当されるということもあり、放送前から「絶対にハマるやつ……」と思っていましたが、期待を遥かに上回る面白さでした。そこで今回は、本作の魅力を3つのポイントに絞って解説していきたいと思います。

 


①“弱気な反町隆史”が新鮮でときめく


♪言いたい事も言えないこんな世の中じゃ〜、とPOISONをかましていた反町隆史さんが、本作ではうだつの上がらない病理医・藤巻達臣を演じています。

他人と話すのが苦手な藤巻は、いつもゴニョゴニョ喋るから、「え? 今、なんて言った?」と聞き返したくなってしまう。思春期の娘からも、「顕微鏡でものぞいてろよ!」なんて煽られちゃう冴えないパパ。言い返せず、しゅんとしている姿も、また尊い(娘にここまで嫌われているということは、過去になにかやらかしちゃったんだろうけど……)。イケおじの代表格である反町さんが、ここまで弱気なキャラを演じているというのが新鮮で、逆にときめいてしまいます。


②イケボのイケおじ揃いで耳が癒やされる


このドラマ、なんと言っても耳が癒やされるんですよね。イケメンかつイケボな俳優を揃えてくれた製作陣に、今すぐ感謝状を送りたいくらい。だいぶ疲れが溜まってきた木曜日の夜に、目も耳も癒やしてくれるなんてありがたすぎる〜! 

そのなかでも、私の推しは津田健次郎さん。津田さんが演じている郡司博光は、権力志向が強く、目的のためには手段を選ばない冷徹なタイプ。1話を観ただけでも、ハマったらあかん男だということは分かりました。沼に落とすだけ落として、幸せにはしてくれなさそう。でも、みんな「それでもいいから!」と思ってしまうような……。愛人の鶴下綾香(片山萌美)も、郡司に操られて共謀者にされていたりしていないよね? と心配になってしまいました。ちなみに、郡司は心臓外科の医師なんですが、こんなカッコいい先生が回診でやって来たら確実に心拍数上がっちゃいますよね。