—— 先生はお子さんの可能性を信じて、サポートしてくださっていたのですね。

先生方のご指導、そしてサポートには非常に助けられました。

こんなこともありました。

水が大好きな娘は、学校のすぐ近くにある有栖川宮記念公園の池が好きで、毎日のように先生とほかの児童と遊びに行っていました。池にはコイやカメがいて、鳥もたくさんやってきます。

ある日、娘が飛び石の上に立ち、池をのぞき込んでいたところ……。バランスを崩してしまい、抱きとめようとする担任の先生と一緒に、ボチャンと池に落ちてしまったんです。

びしょ濡れになってしまった娘を担任の先生が背負い、学校までの坂をのぼり、風邪を引かないように、学校にあったお風呂に入れてくださいました。

線の細い女性の先生が、40kgほどになった娘をおんぶして急いで運んでくださった……先生の深い愛情を感じ、目頭が熱くなりました。

—— 娘さんは、本当に水が大好きなんですね。

水を見るのも、遊ぶのも大好きです。

愛育学園では2年生になって希望する子どもたちは、学校近くの障害者センターにあるプールに通います。

プールに通うときには、さまざまな方が送迎の手伝いをしてくださいます。
日本人だけでなく、地域に住んでいたり、観光で訪れていたりする外国の方たちなど「何かお手伝いをしたい」という方たちがご厚意で、サポートしてくださっているのです。

学校にはいつも多様な方々がボランティアに訪れ、子どもたちと対等に交流を楽しんでくださいました。

ボランティアの方たちに手をつないでもらったり、ときには肩車をしてもらったりして、子ども達は大喜び。

入学当初は他者との交流が苦手だった娘も、こういった経験を通じて、自然に交流ができるようになっていきました。