ワードローブに残したもの【小物編】
①「エルメス」のストール

ストール/ともにエルメス

「エルメスのストールは色々な色柄のものを何枚か持っていたのですが、この2枚以外は手放しました。派手な色や柄のストールは、単品で見たら素敵でも自分が巻いたときにピンとこなくなったんです。多色使いでない方が自分のワードローブには合っているなと気づいて。すごくベーシックなモノトーン(写真右)は、本当に何でも合わせやすいデザイン。グリーン×黒(写真左)も意外とシックに見えるので使いやすくて、Tシャツに巻いたり、バッグに入れてちらっと見せたりして使っています」

 

②「プラダ」「ボッテガ・ヴェネタ」「ジルサンダー」
の大きめバッグ

バッグ(左から)/プラダ、ボッテガ・ヴェネタ、ジルサンダーネイビー

「ざっくり持てる大きめのバッグが大好きです。トレンドの小さいバッグを試したこともあるけれど、私のライフスタイルには合わなくて……。

プラダのトートバッグは愛用歴20年以上! 数年寝かせていたのですが、また昨年あたりから復活して使っています。元々カーキが好きなのと、レザーだけど軽くて、荷物もしっかり入って使いやすいんです。今のマインドでも残したいバッグでした。かなり使い込んでクタクタなのですが、メンテナンスに出してまだまだ長く使いたい逸品です。

ボッテガ・ヴェネタの「カバ」も10年以上使っています。元々黒かブラウンのカバが欲しいなと思っていたときに、日本限定カラーでこの色が発売されて、急いで予約しにいった思い出のアイテム。白ベースだけど汚れが目立たなくて、冬のコートの合わせると軽やかさが出るし、オールシーズン使えるバッグです。


ジルサンダーネイビーのバッグは5~6年前に購入。他の2つと比べるとけっして持ちやすいデザインではないのですが、A4サイズも長財布も入るし、コーディネートに入ると着こなしが洒落て見えるので気に入っています。これを持っていると「それどこの?」と聞かれる率も高くて。ここ1.2年でまた活躍しています」

望月さんが断捨離後のワードローブに残したアイテム、洋服も小物も長く愛用されている名品揃いでしたね。次回は望月さんおすすめ、“疲れない”シューズ選びのコツをうかがいます。

撮影/目黒智子
スタイリング・着用/望月律子
ヘア&メイク/室橋佑紀(ROI)
取材・構成・文/出原杏子

 

第1回「50歳を前に、バッグや靴など計70点を断捨離! プロの私服クローゼットを公開【スタイリスト望月律子】」>>

第2回「重たいコート、ヒールの高い靴...ファッションのプロが断捨離で手放したものは?【スタイリスト望月律子】」>>

 
  • 1
  • 2