自分への「お小遣い制」

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一番てっとり早いのは、やはり「予算を決めること」ではないでしょうか

ご主人の興奮がおさまったタイミングで、改めて「推し活」への理解を求め、推し活だけでなくユイコさんが自由に使うお金の予算を決め、「節度をもって活動する」ことを示す……。これが正攻法のような気がします。

お子さんが巣立ったタイミングということですから、ユイコさんも(そしてご主人も)なんらかの趣味をもつことは今後の人生を豊かにするでしょう。そのこと自体は、ご主人は否定しないと思います。ただ、外で働いている「一家の大黒柱」を自認しているご主人からすれば、「妻が好き勝手にお金を遣っている」と感じたらいい気はしないはず。

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たとえば、老後の資金計画を簡単にシミュレーションした上で(アドバイザーに相談するのも良し)、「子どもへの仕送りもなくなったし、私のお小遣いをちょっと増やしても大丈夫」と説明するとか。もちろんその時は、ご主人にも一緒に考えてもらいましょう。繰り返しになりますが、家計管理は大変な仕事なので、ユイコさん一人が背負い込まなくてもいいんです。そんな話をする中で、ご主人から「実は自分もやりたいことがあって……」という話が出てくるかもしれないですしね。

そしてもちろん、ユイコさんが働きに出るという選択肢だってあります。軽々しく言えることではないですが、「推しができたから、応援資金づくりの為に働き始める」ってなんだか前向きで素敵です。

せっかく見つけた“推し”。これを機会に、ユイコさんの今後の人生が彩り豊かなものになりますように。

 


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文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙
 

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